役所広司
戸田秋谷
第146回直木賞に輝いた葉室麟の時代小説を、『明日への遺言』の小泉堯史監督が役所広司、岡田准一らを迎えて映画化。前藩主の側室との不義密通の罪で幽閉され、家譜編纂と10年後の切腹を命じられた元郡奉行の秋谷。その監視役が、山間の村で秋谷の家族との交流を通して、事件の真相に迫っていく姿が描かれる。
※結末の記載を含むものもあります。
前代未聞の事件を起こし、10年後の夏の切腹と、藩の家譜の編纂に務めるよう言い渡された戸田秋谷。切腹を3年後に控えたある日、彼が逃亡しないようにと見張り役を命じられた檀野庄三郎は、秋谷とその家族と共に生活するようになる。庄三郎は秋谷と暮らしていくうちに、彼が起こした事件に疑問を抱くようになり、真相を探りはじめる。
戸田秋谷
壇野庄三郎
戸田薫
戸田織江
水上信吾
松吟尼(お由の方)
大殿・兼通
慶仙和尚
中根兵右衛門
戸田郁太郎
監督、脚本
原作
脚本
製作
製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
ライン・プロデューサー
プロダクション統括
プロダクション統括
撮影
撮影
照明
美術
録音
編集
衣裳デザイン
装飾
助監督
製作担当
音楽
題字
[c]2014「蜩ノ記」製作委員会 [c]キネマ旬報社
足したり引いたりする必要のない、見事な映画です。
誇り、忠誠、自己犠牲、憐憫。
古臭い武士の価値観と笑うのは、現代人の心の荒みを嘆くのと同じ。
自分はなにか譲れないものを貫き、仕事を、家族を、仲間を、世の中を守っているだろうか。
そう考えずにはいられない作品です。
加えて、出演者の所作、特に岡田さんの剣さばきの素晴らしさには目を見張ります。
非常に高いクオリティを持った日本映画です。