メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実
メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実
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メキシカン・スーツケース ロバート・キャパとスペイン内戦の真実

2013年8月24日公開、86分、ドキュメンタリー/社会派
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第二次世界大戦、第一次中東戦争などの戦場を取材した報道写真家ロバート・キャパ。彼が1936~1969年に起きたスペイン内戦を写しその後行方知れずとなったネガ4500枚が発見された経緯を通し、彼と彼の仲間たちの足跡と彼らが見たスペイン内戦について追うドキュメンタリー。スペイン内戦は遠い過去のことではなく、現在にも直結していることがうかがえる。監督はチェ・ゲバラの写真集『チェ! 革命と交渉(Che ! Revolution and Commerce)』を出版、現代写真展のキュレーターを務める一方、「Chevolution」(未)の監督や映画製作などにも注力するトリーシャ・ジフ。「ひかりのまち」「ピアノ・レッスン」の作曲家マイケル・ナイマンが本作の音楽を担当している。

ストーリー

1936年、総選挙で誕生した共和制民主主義派とその打倒を唱えるフランコ軍とが衝突したスペイン内戦。報道写真家のロバート・キャパがこのスペイン内戦を写した写真のネガが、第二次世界大戦の混乱の中パリのスタジオから消えた。しかしどこかに現存するとささやかれ続け、彼の弟で国際写真センターを創設したコーネル・キャパもネガの行方を追っていた。そして2007年、メキシコで4500枚にもおよぶネガが収まった3つの箱が発見される。“メキシカン・スーツケース”と呼ばれることになるその箱に入っていたネガには、彼のだけでなく、同じくスペイン内戦を取材していたゲルダ・タローやデヴィッド・シーモア“シム”が写したものも含まれていた。彼らが共和国軍側の戦場で撮った写真は、スペイン内戦の最も貴重な視覚的記録とされた。この3人の写真家の関係者の話から、彼らの人物像について掘り下げていく。そして70年以上経ち遠い過去のこととなりつつあるスペイン内戦が、現在でも傷痕を残し、今のスペインが抱える問題につながっていることを本作は浮き彫りにする。

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作品データ

原題
THE MEXICAN SUITCASE
製作年
2011年
製作国
スペイン=メキシコ
配給
フルモテルモ=コピアポア・フィルム
初公開日
2013年8月24日
上映時間
86分
製作会社
212 Berlin=Mallerich Films
ジャンル
ドキュメンタリー社会派

[c]212 Berlin/Mallerich Films Magnum Photos/International Center of Photography, NY
[c]キネマ旬報社