たそがれの女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
たそがれの女
たそがれの女
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たそがれの女

1932年公開
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「大飛行船」「希望の星」「狂乱のアメリカ」のフランク・キャプラが原作監督した映画で、脚色には「大飛行船」「十仙ダンス」のジョー・スワーリングが当たった。主役は「希望の星」「十仙ダンス」のバーバラ・スタンウィックで、「農園のレベッカ」「大空の闘士」のラルフ・ベラミー、「モロッコ」「ニュウ・ムーン」のアドルフ・マンジュウ、「僕の武勇伝」のドロシー・ピーターソン、「腕白大将」のシャーロット・ヘンリーが助演した。撮影は「希望の星」のジョセフ・ウォーカーの担任。

ストーリー

ある市の図書館員ルル・スミスは休暇でキューバへ赴いた時船中で知り合った紳士ボッブ・グローヴァと恋をした。旅から帰ったルルは新聞記者ホランドに恋されたが、ルルは身も心もボッブに捧げて居た。ところがボッブには妻があり、彼の過失から障害者となった妻を彼は棄てる訳には行かなかった。そのことを打明けられた時ルルは、今まで秘していたことを憎みボッブと別れて了った。ところがボッブの子を宿していたルルはやがて女児を産んだ。ルルはこのことはボッブに知らせまいと思っていたが、一年ばかり経つと二人の関係はいつしか復活していた。しかしルルは市の政界に羽振りを利かし始めたボッブの出世を妨げない様日陰者として男の寵を受けることに満足しなければならなかった。ある日ルルが娘ロバータを伴い公園でボッブを待っている時、ホランドが通りかかった。ロバータはその時ボッブを見てパパと呼んだので、ルルは咄嗟にこの子はボッブの養女になる子で自分はその乳母をしていると嘘を云ってその場を繕ったが、その手前自ら生みの子の乳母として愛人ボッブの家庭に入らなければならなかった。子供のないボッブの妻ヘレンは喜んでロバータを引取ったが、たちまちすべての事情を悟ったので、ルルも居堪らず愛児ロバータを残して去り、ホランドに頼んで彼の社の記者になった。歳月は流れてロバータは18の乙女になった。ボッブが知事に出世したときホランドはロバータがただの養女ではないと睨みその身許を洗って新聞の特種にしようとしたのでルルはホランドと結婚してボッブの地位と名誉を護ってやった。ボッブは二人の関係を公にして潔く栄職を辞職しようとするがルルに留められる。ところがそれを嗅ぎつけたホランドはルルが愛人を庇うために自分と結婚したことを怒って之を新聞種にしようとする。それを製し洋として争ったルルはついに彼を射殺した。刑務所に収容されたルルはボッブの計らいで減刑されて釈放された。しかしこの時臨終の床にあったボッブは遺言状ですべての事情を明らかにして死んで了った。ルルは遺言状を破棄して行方知れずとなった。

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作品データ

原題
Forbidden
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1932年
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社