脱走兵(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
脱走兵(1931)
脱走兵(1931)
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脱走兵(1931)

1931年公開
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フランスの通俗小説家ピエル・ブノアの筆になる劇からソニア・レヴィーンとS・N・ベールマンが協力して脚色し、「大西洋横断」「女に賭けるな」のウィリアム・K・ハワードが監督し、「光に叛く者」「大西洋横断」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影したもので主演者は「陽炎の春」「アリゾナ怪盗異聞」のワーナー・バクスターで「海行かば(1930)」「ゴルフと女房」のリーラ・ハイアムス、ラルフ・ベラミー、ウィリアム・パウレイ、C・オーブリー・スミスその他が助演する。

ストーリー

欧州大戦当時の物語。ドイツ軍営倉に捕虜となった若きフランスの軍曹デュメインは一夜秘かに同志と共に脱獄を企てた。彼らは近くの城に身を隠さんと忍び入ったが、そこに住むライヘンドルフ老伯爵とその息子ディートリッヒの許嫁アクセルに発見されてしまう。アクセルは脱獄者たちに食物を与えることも匿まうことも拒絶したので彼らは間もなく追手の兵に捕らえられるにいたる。そして二度と再び脱獄をしようなら今度こそは銃殺されるであろうことを言い渡された。その後、城の付近に横たわる濠の仕事に従事する時デュメインは城の一隅に火事が起らんとしているのを認め危険を冒してこれを消し止めた。乙女アクセルの眼にこの時はじめて彼の男らしさが判った。やがてデュメインが電気技師であることが判り城の照明など命ぜられて往復するうち敵味方であることも忘れ二人は恋に陥った。許嫁のディートリッヒはアクセルの心が自分にないことを知り、またデュメインと恋仲のことを見て取り二人の幸福を祈って再び戦場へ去る。デュメインは同志と再び脱獄を敢行した。こんどはアクセルの好意をうけたが、不幸ドイツ軍大将エルビングに連れ帰られ死刑の宣告をうける。恋人の生命を気づかうアクセルは司令部へ出頭して彼らの助命を乞いついにエルビングを承服せしめた。だが間もなくエルビングは己がやったことに責任を感じて自殺した。やがて休戦となり、デュメイン始めフランスの捕虜は自由の身になった。やがて恋人たちはようやく互いの恋を成就させることが出来た。

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作品データ

原題
Surrender
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1931年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社