私の、息子|MOVIE WALKER PRESS
MENU

私の、息子

2014年6月21日公開,112分
  • 上映館を探す

人身事故を起こした息子を守ろうとする母親の過剰な愛情が招く親子関係の軋轢を描くヒューマンドラマ。出演は「4ヶ月、3週と2日」のルミニツァ・ゲオルギウ、『タリスマン』のイリンカ・ゴヤ。監督は、ルーマニアの新鋭カリン・ペーター・ネッツアー。2013年ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ルーマニアの首都ブカレスト。セレブリティのコルネリア(ルミニツァ・ゲオルギウ)は、一人息子バルブ(ボグダン・ドゥミトラケ)が30歳を過ぎても自立しないことで悩んでいた。社交界の名士が集うコルネリアの誕生パーティにも顔を出さず、会えば悪態をつかれる。さらには彼の恋人でシングルマザーのカルメン(イリンカ・ゴヤ)にも「あの女と一緒になってから息子は彼女の言いなり」とコルネリアは不満を募らせていた。家政婦にバルブの家を探らせてはあれこれ世話を焼いてみるが、そうした行動も彼の逆鱗に触れてしまう。そんなある日、バルブが交通事故を起こし、子供を死なせてしまったという連絡が入る。警察署に急行したコルネリアが目にしたのは憔悴しきったバルブの姿だった。コルネリアは彼に不利な証言をさせまいと、取り調べの場を仕切り、陳述書を無理やり変えて担当警官の怒りを買うが、警察上部にコネのある彼女に地元警察は逆らうことが出来ない。息子を救いたい一心で、あらゆる手段に訴えるコルネリア。だが弱みにつけこんでプライベートの頼み事をしてくる警官や、金次第で態度を変える証人とのハードな交渉をこなす彼女に向かい、バルブは自分は一切関知しないと言い放つ。バルブを救うためには、被害者家族が起訴を取り下げるしか道はない。コルネリアは相手側に謝罪するようバルブに必死の説得を試みるが、彼は激しく拒否、自分の殻に閉じこもってしまう。このまま刑務所行きが確定すればバルブの将来は絶たれてしまう。なすすべを失くしたコルネリアに、カルメンはある意外なバルブの素顔を告白する……。

作品データ

原題
Pozitia Copilui
映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
ルーマニア
配給
マジックアワー
上映時間
112分

[c]Parada Film in co-production with Hai-Hui Entertainment All rights reserved. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.0
  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2014/7/12

    一般的に母親は息子に甘い。 甘やかすから甘ったれた大人に育つ。成長しきれず、親が何とかしてくれるだろうと、反発しても、心の底では思っている。いちいち指図されると反抗心剝き出しにしているが、結局泣きつく。そんな子供でも我が子は愛しく、甲斐甲斐しく世話をやく。この親あって、この子あり。 経済的にかなり余裕があるから余計困る。金持ちは倫理よりお金で物事が動かせると思う人、多いでしょう。そうではないと思っても、自分たちに起きたトラブルを解決するのに、金銭は頭をよぎるのは当然と思う。世の中がそれで動いてしまうんだから、お金はないより、あった方が良いにきまっている。 当然だけれど、人の生死はお金で買えない価値であると理解しなくては。 母は散々根回しやら、お金やら、はたまたいかに自分にとって息子は素晴らしいか、泣きじゃくりながら訴えている。いやいや、まず息子が一番にすることがあるでしょう。 観客はそれをずっと待っている。息子がとるべき行動を。 全くラストまでじりじり待たせすぎ。 しかしこの手のstoryは父娘ではなく、母息子な気がする。どこかで聞いたことがある。母親にとって息子は生まれた瞬間から、彼女の小さな恋人と。1人息子ならなおさら。 それにしてもルーマニア映画、インディーズ界で着実に力を付けている。注目!

    続きを読む + 閉じる -
    違反報告
  • rikoriko2255

    3.0
    2014/6/24

    母親目線で見ると、この息子はとことん最低の息子。 でも、このそんな風に育てたのはあの強烈な母親なんだけど。 情けない位自立が出来ていない。甘えている。 そしてそんな自分が嫌いなんだろうな。 兎に角、終始誰もが迫力ある母親に押されっぱなしなんだけど。 姉妹揃うと更に最強な感じ。 確かにあの息子は大概だけど、育て方には何の問題も無かったと思っているんだろうなぁ‥ 何でこんな子に・・付き合う女が悪い!!って。 被害者の親に切々と如何に息子が善人か訴える。コレは母の願望なんだろうな。 母親は、息子の事を何でも分かってる‥つもりだけど、実は解って無い。それは事実だと思う。

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告