大学の地廻り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大学の地廻り
大学の地廻り
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大学の地廻り

1930年公開
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「假の塒」「ローズマリー(1928)」主演のジェームズ・マレイ氏と「風雲の天地」「美人投売一弗均一」のキャスリン・クロフォード嬢とが主演する映画で、嘗て監督だったランバート・ヒルヤー氏がアーサー・リップリー氏と共同して執筆した台本により、「炭坑」「曙光の森」のレジナルド・バーカー氏が監督、「ショウ・ボート(1929)」「薫る河風」のギルバート・ウォーレントン氏が撮影したものである。助演者は「歓楽地帯」「暴力団(1928)」のリー・モーラン氏、「乙女よ純なれ」「暗黒街のローマンス」のロバート・エリオット氏、カール・ストックデール氏、エドワード・ハーン氏、等である。

ストーリー

モーアレー・ウォーレスはクレーン大学の人気者で端艇部のキャプテンを勤め、整調を漕いでは世界一との折紙をつけられていた。大学では総長はじめ教授連はウォーレスを模範学生として表彰しようと考えていたし女学生のドロシー・エヴァンスはウォーレスを崇拝し、彼もドロシーを愛していた。このモーアレー・ウォーレスは実はジミー・ドーガンというのが本名であるところの悪漢であった。彼は酒類密売を事とし、多くの無頼の徒を輩下として他の悪漢団と争闘することもあったのである。ジミーの父親も固より悪漢で親勝りの忰の凄腕には老ドーガンも舌を巻いている程であった。所がジミーはある時アトランタで「商売」をする心算で出掛け、目的を達しない前にウィリアム・バークという探偵に捕えられて了った。しかしジミーはバークの隙を見て逃走し、漸くの思いでクレーン大学へ舞戻ってモーアレー・ウォーレスとなって何食わぬ顔をしていた。そしてある日彼はドロシーを伴って郊外散歩に行き、とある旗亭に休憩している時、其筋の「手入れ」があったのでドロシーは侮辱を受け、そのために彼女はウォーレスと絶交するに至った。ウォーレスは彼女を失って始めて彼女を深く愛していることを知り、己が暗い半面を擲って正道を歩もうと決心した。大学ではそんな事情は少しも知らずウォーレスを模範学生とした表彰した。その新聞によってバークはウォーレスがジミー・ドーガンであることを知り秘かに網を張った。そして対校ボートレースが行われる前日バークはウォーレスの部屋に待伏せしていて、翌日のレースに負けろと命じた。若し負けないで勝とうとしたら捕縛すると脅迫した。バークはウォーレスが改心しようとしていることを知っていたので彼が曲事をするかしないか試す為めに此の難題を持ちかけたのである。ウォーレスは止むなく約束通りにレース前半は故意に調子を下していたが、到底男として故意に負けられない事を自覚し猛然として力漕して勝を占めた。情あるバークはウォーレスにドロシーとの幸福な前途を祈って立去ったのである。

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作品データ

原題
Hide Out
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社輸入
初公開日
1930年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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