大自然の凱歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大自然の凱歌
大自然の凱歌
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大自然の凱歌

1938年5月5日公開、99分
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「黄金(1936)」「罪と罰」のエドワード・アーノルドが主演する映画で、エドナ・ファーバー作の小説を「支那海」のジュールス・ファースマンが「乙女よ嘆くな」のジェーン・マーフィンと協力して脚色し、「バーバリー・コースト」「永遠の職場」のハワード・ホークスと「この三人」「お人好しの仙女」のウィリアム・ワイラーが半々宛監督したものである。助演者は「この三人」のジョエル・マクリー、「愉快なリズム」のフランセス・ファーマー、「バーバリー・コースト」のウォーター・プレナン、庭球選手だったフランク・シーリズ、ゴールド・ウインの新星アンドリア・リーズ、「黒騎士」のマディー・クリスチャンス、「学生怪死事件」のメアリー・ナッシュ等で、撮影は「この三人」のグレッグ・トーランド及び「リリオム」のルドルフ・マテが担当した。

ストーリー

雪深いカナダ国境近くの木材伐採場で、荒くれ男たちの賄いをしていた母親が死ぬと、幼いバーニイー少年は可哀想に孤児となってしまった。しかし幸いにも伐採場主ヒュウィットの情で、少年は他の場所にある製紙工場の事務所で働くようになった。それから20年の歳月が流れた。頑強な若者に成長したバーニイーは、親友スワンを訪問し、マタ材木伐出しを監督するため、懐かしい元の伐採場に帰って行った。伐出しが無事に終わった祝いに、彼はスワンと一緒にある酒場へ行ったが。そこの美しい歌姫ロッタに会い、2人は恋する仲となった。しかしバーニイーは父母の遺言でかねて婚約のあったヒュウィットの1人娘エミイ・ルイズと結婚した。これはまた彼の将来にとっても有利な結婚だったのである。それを聞くとロッタは同じ日にスワンと結婚した。こうして更に25年が経過した。バーニイーはヒュウィットの死後その後を継ぎ、広大な木材伐採場と大製紙工場の所有主となり、その地方きっての富豪となった。妻との間に2人の子があり、兄をリチャードと呼び、妹をエヴィーといった。ある時バーニイーは山林へ猟に行き、親友スワンとその妹のケイリー及び彼の娘ロッタに会った。娘ロッタは母親ロッタに生き写しの乙女で、バーニイーは彼女を見ると昔の思いでをかき立てられ、スワン1家を連れ帰って様々親切に世話をしてやるのであった。何時となくバーニイーがロッタを囲っているという噂が人に口に上がるようになり、妻のエミイ・ルイズは心を悩ましていた。しかしロッタは彼を親切な小父さんと思うだけで彼女の心はリチャードのものとなっていた。また1方娘エヴィーは母親の決めた男との結婚を拒み、兄のとりなしで愛するトニイと夫婦になることになった。いろんな噂がバーニイー1家を不幸にするのを見て、スワンは1家を連れ再びもとの住居に帰ろうとする。これを知ったバーニイーは妻を離婚してもロッタを引き止めようとしたが、貞淑な妻の涙を見てはさすがに心も折れるのであった。エヴィーとトニイの婚礼の夜、バーニイーはロッタとリチャードの恋を知り、父と子は1人の女を争って向かい会ったが、ロッタが息子に老人をいたわるように頼むのを聞くと、今更のごとく自分の年を考え、妻や子供たちの幸福を祈る心に帰ったのである。

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作品データ

原題
Come and Get It
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
ユナイテッド・アーチスツ
初公開日
1938年5月5日
上映時間
99分
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


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