嗤う分身|MOVIE WALKER PRESS
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嗤う分身

嗤う分身

2014年11月8日公開,93分
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ロシアの文豪ドストエフスキーの『分身(二重人格)』を『サブマリン』のリチャード・アイオアディ監督が映画化。気の優しい内気な男が、自分と全く同じ姿をした男の出現によって人生を狂わされていく。出演は「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ、「イノセント・ガーデン」のミア・ワシコウスカ、「トイ・ストーリー」シリーズのウォーレス・ショーン。2013年10月17日より開催された「第26回東京国際映画祭」コンペティション部門にて「ザ・ダブル 分身」のタイトルで上映された。

予告編・関連動画

嗤う分身

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

厳しい束縛と管理体制の中、労働者は単なるコマにしかすぎない世界。“大佐”(ジェームズ・フォックス)なる者が君臨する不穏な雰囲気の会社で働くサイモン・ジェームズ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、気は優しいが要領の悪い内気な男。勤続7年になるが、その存在感の薄さから名前もまともに覚えてもらえない。上司のパパドプロス(ウォーレス・ショーン)からはひどい扱いを受け、同僚にはバカにされ、入院中の母親からも蔑まれる日々。密かに恋するコピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)の部屋を自室から望遠鏡で覗くのが習慣だった。そんなある夜、いつものように望遠鏡を覗いていた彼は上層階の窓際に立つ一人の怪しい男を発見、男はサイモンに向かって手を振るとそのまま静かに飛び降りる。この日を境にサイモンの人生はさらなる悪状況へと陥っていくのだった……。会社期待の新人として入社してきたジェームズ・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)は、顔、背格好、ファッション、そして爪の形までサイモンと瓜二つの男であった。もう一人の“自分”の出現に激しく動揺するサイモンだったが、上司や同僚は誰一人としてこの状況に驚くことも不思議がることもしない。ジェームズは瞬く間に会社に馴染み、一方のサイモンはますます影の薄い存在になっていく。彼らの容姿は全く同じであったが、性格だけは真逆だった。サイモンはハナに対しまともにアプローチもできないが、ジェームズは多くの女性を虜にし一度に複数と付き合うことができた。サイモンは自己主張をせず仕事を正当に評価してもらえないが、ジェームズはそのアピールの強さですぐさま上司の信頼を得てしまう。そしてサイモンは真面目で優しいが、ジェームズはいい加減でずる賢かった。自信家でカリスマ性を持つジェームズの魅力はハナをも巻き込み、彼女はジェームズに惹かれていく。ハナのためにジェームズとの仲を取り持つサイモンだが、心の中は不安と悲しみに溢れていた。やがてジェームズは“替え玉スイッチ”をサイモンに強要し始める。互いの適正を活かし、時と場合によって二人が入れ替わることでその場をうまくしのいでいこうというのだ。だが狡猾なジェームズの行動は徐々にエスカレート、サイモンは自分の人生を乗っ取られ“存在”そのものを奪い去られる恐怖を感じ始めるのだった……。

作品データ

原題
THE DOUBLE
映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
イギリス
上映時間
93分

[c]Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013 [c]キネマ旬報社

  • seapoint
    seapoint
    3.0
    2014/11/29

    書物を読んでいないので、この映像が良いのか悪いのか。映画化でははるが、戯曲、舞台化な映像。舞台の方が見ごたえありそう。
    昨今の出演歴からJ.アイゼンバーグのヘタレ役って見るに忍びない。身丈に合っていない背広(スーツでとは言い難い)とか。役柄上なんでしょうけどね。

    ドストエフスキーの暗く、どんよりした雰囲気が全編に漂う。ホント、なぜ自分以外は容姿そっくり人間がいても驚かないのか、いや気づいていない。そこを追及してしまうと元も子もないのだが。主人公だけが失神するほどの衝撃。えぇ、えぇ、そうでしょう。
    元々存在が薄いのに、もう一人の自分がすばやくその存在をふっとばし、自分の色に周囲を染めあげていく。おぉ、怖い、怖い。

    身体の負傷は一心同体というデメリットは気前よくかぶる。何が一番嫌かって、自分自身に見下されているってこと。
    書物でもう少し考察してみたくなった。

    それにしてもW.ショーンの歯切れのよいガミガミさは舞台経験豊富さの証拠!

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