熊野から:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
熊野から
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熊野から

2014年10月11日公開、90分
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紀伊半島南部の熊野を舞台に、俳優で旅行エッセイストの海部剛史の旅を描く。監督・脚本・製作は、「海と自転車と天橋立」の田中千世子。撮影は、「海と自転車と天橋立」の鈴木一博と、「ツール・ド・熊野」の山本大輔。音楽は、「能楽師」の梅林茂。出演は、「能楽師 伝承」の海部剛史、「浪漫者たち」の伊勢谷能宣。

ストーリー

俳優で旅行エッセイストの海部剛史(海部剛史)は雑誌社の依頼を受け熊野に向かう。親友の岡田(伊勢谷能宣)に俳優と物書きどちらなのかと聞かれると、「どっちもやってるけど」と答える海部だが、訪れるたびになぜか熊野に惹かれていた。桜の盛りの3月末の新宮。神倉神社の石段を上っていくと、笛を吹く男に呼び止められる。海に近い阿須賀神社の西宮司だった。2日目、朝は予定通り熊野の奥宮と呼ばれる玉置神社を詣で、午後は郷土史家の松實氏から十津川村の歴史について聞く。翌日、西宮司に誘われ、三重県側の神内神社に集合して山の中の唐瀧不動明王に詣でる。その後、大山の山修山学林で会った立石和尚は、西宮司が阿須賀神社とは別に開く神社ために不動明王様を勧請する計画に協力するらしい。海部は、色んな人がいる熊野をもっと知りたいと思う。4月の本宮大社は、2歳の子供たちが父親の背に乗って湯登り神事をつとめるが、ぐずる子、泣き出す子もいる。大社の本祭では、西宮司も玉ぐしを捧げていた。海部は西宮司の友人のエジプト学者や、野宿しながら絵を描く女子と知り合う。海部は東京に戻る。新宮の駅の近くにある「志を継ぐ」と書かれた、明治の大逆事件の犠牲者を顕彰する白い碑が気になる。大逆事件で新宮から出た6人の犠牲者のひとり、ドクトル大石誠之助がいかにヒューマンな人間であったか、岡田は語る。このように岡田はいつも海部を導き、見守ってくれる。海部は、旅のエッセイで大逆事件の犠牲者のことを取り上げるのは雑誌社の意向に沿うか迷うが、編集者(雨蘭咲木子)から、社長の要望で大逆事件はぜひ取り上げてほしいと告げられ、大石誠之助全集を渡される。6月の那智の滝は、一昨年の台風の後の大雨の被害の跡が残る。補陀洛山寺で補陀落渡海のことを思う海部が傍の神社と児童公園を通ると、黄色いボールが転がってくるが子供の姿はない。海部は熊野古道で不思議な青年(伊藤公一)に出会う。彼と能の『松虫』の話をし、記憶について考える……。

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予告編

2014/8/7(木)更新

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作品データ

製作年
2014年
製作国
日本
配給
「熊野から」製作委員会
初公開日
2014年10月11日
上映時間
90分
製作会社
「熊野から」製作委員会

[c]2014「熊野から」製作委員会
[c]キネマ旬報社