ラブストーリーズ エリナーの愛情|MOVIE WALKER PRESS
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ラブストーリーズ エリナーの愛情

2015年2月14日公開,105分
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ニューヨークを舞台に、一組のカップルの別れから再生までを妻の視点から描く。夫の視点から描いた「ラブストーリーズ コナーの涙」も同時公開。監督・脚本は、本作が長編初監督のネッド・ベンソン。出演は、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャスティン。第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品作品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

エリナー(ジェシカ・チャスティン)とコナー(ジェームズ・マカヴォイ)の夫婦は幼い我が子を失う。夫と暮らしたアパートを出たエリナーは、生まれて初めて長い髪をバッサリ切り、聴講生として大学に通い始める。エリナーは、自分のことを誰も知らない環境に心地よさを感じていた。しかし、ウェストポートにある実家の部屋でひとりベッドに身を横たえると、コナーと過ごした楽しい日々が思い出される。子供を失ってから、エリナーは自分だけが悲しみを抱えているようで、コナーとの間に距離を感じていた。恋しいのに一緒にはいられない、揺れ動く気持ちに戸惑いながら、エリナーは人生の選択をする……。

作品データ

原題
THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY: HER
製作年
2013年
製作国
アメリカ
配給
ビターズ・エンド=パルコ
上映時間
105分

[c]2013 Disappearance of Eleanor Rigby, LLC. All Rights Reserved [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    4.0
    2015/4/1

    コナー目線とエリナー目線の二つの物語。
    同じ事が起き、同じ時間を生きたのに、心に残る事や痛みは違う。
    でも、乗り越えて、また一緒に歩けるんじゃないかと思うラスト。解らないけど・・

    コナーもエリナーも友人も親も皆辛い思いをした。
    そして人生の辛い出来事を思い出した。親たちは、辛い思いをした我が子たちたちの事を思う。

    一番好きなのは、エリナーのパパ。幼い娘に、素晴らしい体験をして欲しいと思う。人より、早く、多く。
    その娘をしっかりと抱きしめながら。だけど不意に太刀打ちできない大きな波が襲って来て、娘をさらっていく。自分の腕の中から消えた娘に絶望する。この恐怖。
    そして足元で無事な娘を見つけた時の安堵感。

    子どもがいくつになっても親はその恐怖を抱えている。
    子供の居ない人に説明しようと思っても無駄だからしないけど。
    我が子と言う宝物を得たのと同時に私たち親はその恐怖も得たのだと思う。

    こんな思いをするなら子供なんていらなかった・・と思う時も有るだろうし、この子が居れば何も要らない・・と思うことも有る。

    教授の、言った事も覚えていないようなことを上げて責めてくる。って愚痴も解る。我が子って本当にそうよね。29年子育てしていなくても、そうよ。
    自分が正しいと思っているし、親を煩わしいと思っている。親が何を犠牲にし、何をしてくれたかに気が付かない。
    そう言う意味では子供が居ない人はある意味幸せだと思う。自分だけを大事で生きていけるんだから。自分もそうだったから。

    だけど、エリナーは父の言葉と、母親失格の母の心配から、自分への親の愛情が、自分が我が子に向けている思いと変わらない事に気が付いたんじゃないかな。

    そして、エリナーが何に失望して自分から離れて行こうとしているのかに気が付かない愚鈍なコナーも、子どもを愛し、悲しみに耐えていたんだと気が付いたんじゃないかな。

    哀しい事を思い出してしまうけど、我が子を失った悲しみを分かちあえるのはお互いしかいない。この絆はかなり強いと思うんだよね。
    それぞれの道を歩み始め、やり直せたらいいね・・

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  • rikoriko2255

    YO99

    3.0
    2015/2/27

    カミさんのお供で観賞。コナー⇒エリナーの順で連日観賞。
    コナーを先に観て正解だと思いました。比較的淡々とした仕立てで起承転結順に流しています。一貫して落とした色調で地味めな展開です。対するエリナー版はエキセントリック、唐突なスタートで、コナー版を見ていなければ刺激的な場面展開のフラッシュにも見えてしまいます。
    愛し合い、息子に恵まれた夫婦が、僅か2ヶ月で子どもを失う。理由は不明。リセットして2人だけの幸せな時代と安定を取り戻そうとする夫。全てをチェンジして苦痛から逃れ新たな世界へ踏み出そうとする妻。噛み合わない2人の歯車は、次第に両方の親族や周囲の人々を巻き込みながらバラバラになっていきます。
    見所は、2作品共通の場面が多々有り、同じセッティングなのに「人」関係の台詞・仕草・服装諸々だけが食い違っている点です。
    カミさんは「各々の立場から主観的に仕立てた故の意識的な映像表現の違いだから、良く分かる」とのこと。
    自分は「食い違いは相手が居ない場面で思い切り表現すれば良いので、両者共通場面は客観性が有るべき。それでなければメリハリが無くなり、2本の違う映画になる」と主張。
    正にそこがミソ。1ネタ2側面のセット作品か、同ネタ別作品か。好き嫌いが大きく分かれる2作品です。

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