ある女の一生:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ある女の一生
ある女の一生
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ある女の一生

1934年公開
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「泉」「晩春」のアン・ハーディングが「昨日」「空飛ぶ音楽」のジョン・ボールズを相手に主演する映画で、ルイス・ブロムフィールドの原作を「泉」「小牧師(1934)」のジェーン・マーフィンが脚色し、「農園のレベッカ」「嵐の国のテス(1932)」のアルフレッド・サンテルが監督に当たり、「紅雀」「宿命の窓」のルシエン・アンドリオが撮影した。助演者は「結婚の夜」のヘレン・ヴィンソン、「愛と光」のベティ・ファーネス、「乙女よ嘆くな」のフランク・アルバートソン、「南海の劫火(1932)」のクレイトン・チェニー、「泉」のセーラ・ヘイドン、モリー・オディ、その他。

ストーリー

20数年前、米国中西部の田舎町に住むヴァージー・ウィンタース(アン・ハーディング)は、町の名士ジョン・シャドウェル(ジョン・ボールズ)と相思相愛の仲であった。ジョンにはローラ(ヘレン・ヴィンソン)という許嫁があったが、彼は婚約を解消してヴァージーと結婚するだろう、と噂されていた。ところが、ジョンはローラと結婚して町へ戻ってきた。彼はヴァージーがヒューゴー・マックィーン(クレイトン・チェニー)という青年と結婚した、と彼女の父親に聞かされてローラと結婚したのだった。それは、双方の親たちが2人の仲を裂くために計った嘘であった。ジョンはそれを知り、驚いてヴァージーの婦人帽子店を訪れた。そして彼女も依然、彼を愛しているという事を知ったが、もはや後の祭であった。ジョンはローラとの離婚を考えたが、代議士に立候補する彼を公人として成功させたいと願うヴァージーは、それを諦め、自分は日陰の身となることを決意する。彼女はジョンの子を宿し、シカゴのある病院で出産。生まれた子はジョンの養女として引き取られ、ジョーンと名付けられた。そして2人の秘密の愛が続けられていく間に、ジョンは上院議員となり、飛行機事業に投資して成功した。しかしヴァージーの日陰者の生活はいつか町人達に知られ、爪弾きにされ、ボイコットされたが、彼女は真実の愛一筋に生きて悔いはなかった。かくて年月は流れ、ジョーン(ベティ・ファーネス)が19の春、銀行家トルーズデールの息子ラニー(フランク・アルバートソン)と恋仲となり、めでたく結婚した。娘が結婚した以上、ジョンは愛せぬローラと結婚生活を続ける事が出来ず、妻に離婚話を持ちだす。ローラはシャドウェル夫人の地位に執着する余り拒絶し、ジョンの後を追ってヴァージーの元へ行き、夫を射殺する。ヴァージーはジョンの名誉のために、また娘ジョーンに迷惑をかけぬために口を閉ざしたので、殺人犯として投獄される。しかし1年後ローラが病死し、臨終に真実を告白したためヴァージーは釈放され、娘夫婦に引き取られて幸福な人生を送った。

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作品データ

原題
The Life of Vergie Winters
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社