トニー・ジャー
カーム
「トム・ヤム・クン!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督、トニー・ジャー主演によるシリーズ第2弾。奪われた象を取り戻すため、古式ムエタイ兵士の末裔が最強格闘家軍団に立ち向かう。共演は「フルスロットル」のRZA、「チョコレート・ファイター」のジージャー・ヤーニン、「オンリー・ゴッド」のラータ・ポーガム。
※結末の記載を含むものもあります。
タイの村で象と共に暮らしているカーム(トニー・ジャー)は、古式ムエタイ兵士の末裔。ある日、突如現れた動物密輸組織のボス、スチャートによって象のコーンがさらわれてしまう。カームはすぐさまスチャートを追いかけるが、既に彼は何者かによって殺されていた。警察、そしてスチャートの姪で双子の姉ピンピン(ジージャー・ヤーニン)と妹シューシン(ティーラダ・キティシリプラサート)は、現場に居合わせたカームを犯人と断定し追跡を開始。そんな中、インターポールのエージェント、マーク(マム・チョクモク)が極秘任務でタイに到着する。一方、複数の追っ手をかわしカームはようやくコーンの居場所を見つけ出すが、そこは国際的犯罪王LC(RZA)が運営する世界中の一流格闘家“ナンバーズ”を集めた地下格闘リングだった。やがて、LCの構想する特殊ミッションのため、凶悪にして美しいトゥウェンティ(ラータ・ポーガム)、悪魔の如きNo.2(マレセ・クランプ)といった刺客たちにカームを倒し、捕らえよとの指令が下る……。
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【賛否両論チェック】 賛:群を抜く圧倒的な格闘アクションがほぼ全編に渡って繰り広げられ、退屈しない。前作の知識も基本的には不要。 否:ストーリーは有って無いようなものなので、ツッコミどころは多数あり。純粋にアクションを堪能するのがベストか。 他の追随を許さない、怒涛のアクションに圧倒されます。他のアクション映画とは違い、ほぼ全編次から次へと多彩なアクションがどんどん出てくるので、息つく暇もありません(笑)。その分、演者さん達の体を張った桁違いのアクションが堪能出来るので、ストレス発散にはもってこいです。 展開は超強引で、ツッコミどころもメッチャありますが、それを指摘するのは野暮というもの。それよりも、人間の限界を超える大迫力のアクションに酔いしれる、そんな作品です。