チャンドウ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
チャンドウ
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チャンドウ

1932年公開、71分
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「蜘蛛の怪」「大西洋横断」のエドモンド・ロウが主演する映画で、ハリー・A・アーンショウ、ヴェラ・M・オールドハム、R・R・モーガン合作のラジオドラマに基いて「渓谷の狼児」と同じくフィリップ・クラインとバリー・コナーズが共同脚色し「沈黙の証人」のマルセル・ヴァーネルが「蜘蛛の怪」「街の令嬢」のウィリアム・C・メンジースと共同監督し、「大西洋横断」「蜘蛛の怪」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影に当っている。助演者は1929年のミス・アメリカとなった新人アイリーン・ウェーア、「魔人ドラキュラ」のベラ・ルゴシ、「沈黙の証人」のウェルドン・ヘイバーン、「乗合馬車」のヘンリー・B・ウォルソール、ハーバート・マンディン、ジューン・ヴラセク等である。

ストーリー

老発明家ロバート・リージェントは世界の一大驚異といわれる強力なる殺人光線を完成したが、殺人魔ロクソールのために、発明機は奪われ、彼も亦監禁されて了ったのである。ロクソールは世を呪い、全人類を滅さんと企らんでいたので、リージェントに機械の運用の秘法を明かせと強要する。けれど、リージェントは頑としてこれに応じなかった。リージェントの妻ドロシイには、エジプトの魔神「ヤギ」から「チャンドウ」という名を授けられ、不思議な術を会得している弟があった。「チャンドウ」は義兄リージェントの失踪を風の便りにきき、急遽姉の許へ帰り、義兄を救い出すために助力することとなった。ロクソールは、所期の目的貫徹のためエジプトのナジイ姫を味方にひき入れんとしたが、チャンドウを恋していた姫は応じなかった。ロクソールは尚も執拗にリージェント一家の者にまで手をのばし、彼らを城壁内に監禁してしまう。これを奪還せんとしたチャンドウも亦、ロクソールのために捕えられ、棺に入れられ、ナイル河の河底深く沈められてしまったのである。一大強敵チャンドウをなきものにしたロクソールは悠々最後の目的たる殺人光線の運用法の秘密を得べくリージェント一家を拷問にかけた。リージェントは妻子の命を救わんとして遂に秘密を打ちあける。ロクソールは、われ世に勝てりと豪語して正に恐るべき殺人光線の機械の運転に取かからんとした時、死んだと思ったチャンドウが魔の如く出現し、彼得意の催眠術によってロクソールを術中におとし入れ、殺人機械を破壊し、世界の人類を破壊より救った。彼はその後エジプトにあるナジイ姫の許に走り、ナイル河畔に一生王国を建設し国民崇敬の的となったという話である。

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作品データ

原題
Chandu, the Magician
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1932年
上映時間
71分
製作会社
フォックス映画


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