向日葵の丘 1983年・夏|MOVIE WALKER PRESS
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向日葵の丘 1983年・夏

2015年8月22日公開,138分
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30年ぶりに故郷に帰った主人公が直面する現実と、名画座で過ごした80年代の日々を描く青春ドラマ。出演は、「野のなななのか」の常盤貴子、「能登の花ヨメ」の田中美里、「築城せよ!」の藤田朋子、「先輩と彼女」の芳根京子、「東京シャッターガール」の藤井武美。監督・脚本は、「朝日のあたる家」の太田隆文。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

東京で売れないシナリオライターをしている多香子(常盤貴子)は、故郷で暮らす高校時代のクラスメートのみどり(田中美里)から30年ぶりに連絡を受ける。病気であと数か月の命という内容に驚いた多香子は、もう一人のクラスメートで、アメリカ人と結婚したエリカ(藤田朋子)に相談するが相手にされない。多香子は高校時代に起きた悲しい出来事を今もひきずっており、一度も故郷に帰っていなかったが、悩んだ末に30年ぶりの帰郷を決意する。故郷に向かう多香子の胸に、地元の名画座に3人で行きミュージカル映画を毎週観たり、学校の帰りにいつも鯛焼き屋でおしゃべりをしていた日々が蘇る。そして片想いの先輩の思い出も。しかし、30年ぶりに帰った故郷には、哀しい現実と別離が待っていた……。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
日本
配給
IPSエンターテイメント
上映時間
138分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    4.0
    2015/6/21

    【賛否両論チェック】
    賛:80年代と現代が見事に対比されており、昔の日本を知っている世代であれば、共感出来る部分が沢山ありそう。自分の夢を貫いてきた主人公が、最後に辿りつく人々への感謝の想いにも涙。
    否:昔の映画の話が多数出てくるので、興味がないとかなり退屈。

     まず、現代と80年代の対比が見事です。昔は電話も黒電話で、高校生達は良い大学を目指す学力主義にさらされ、世間的にも
    「映画なんて・・・」
    と小馬鹿にするような風潮が描かれています。比べて現代では、片田舎の高校生でさえも皆スマートフォンを持っており、自由な価値観を持って生きている一方、昔にあったような穏やかさはなく、あくせくと生きなければならない様子が、随所に表れています。
     そうした閉鎖的な80年代にあって、現代に通ずるような価値観を捨てずに、一生懸命“映画”という自分達の表現方法を追求しようとする主人公達の姿が、非常に清々しく映ります。そんな彼女達のひたむきさが、やがて街中の大人達をも巻き込み、突き動かしていく様もまた、観ていて勇気をくれるような気がします。そして、ラストで常盤貴子さん演じる現代の多香子が語る、出逢ってきた人々や場所への感謝の言葉にも、感動させられるものがあります。
     映写フィルムの種類の話や、昔の映画の出演者の話など、興味がないと退屈しそうな話はかなり出てきますので、映画好きな大人の皆様に、是非オススメの作品です。

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