宮野真守
ナガイケイ
不死の新人類“亜人”とそれを追う日本国政府との戦いを描き、人気を博した桜井画門の同名コミックを3部作としてアニメ映画化するプロジェクトの第1弾。亜人として政府から追われる高校生・圭とその親友、政府関係者らが繰り広げるドラマがつづられる。「シドニアの騎士」で高い評価を受けたポリゴン・ピクチュアズが制作を担当する。
※結末の記載を含むものもあります。
高校生の永井圭はトラックに追突され死亡するが、その直後に謎の蘇生を果たす。これによって国内3例目となる不死の新人類“亜人”とされ判定され、警察および亜人管理委員会は捕獲作戦を展開する。同じ頃、管理下にあった2例目の亜人が何者かのほう助により逃走し、テロ活動を繰り広げるなど、人類への復讐を開始する。
総監督
監督
原作
シリーズ構成
プロダクションデザイナー
キャラクターデザイナー
造形監督
美術監督
色彩設計/色指定
演出
演出
演出
CGスーパーバイザー
CGスーパーバイザー
CGスーパーバイザー
音楽監督
音楽
アニメーション制作
[c]桜井画門・講談社/亜人管理委員会 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は不要。迫害される亜人の姿を通して、人間の醜さ・浅ましさを痛感させられる。
否:グロシーンが多いので、苦手な人には絶対不向き。主人公のどこか達観した人格も、賛否両論ありそうなところか。
〝死なない”というだけで自由を奪われ、研究の対象として理不尽に殺され続けなくてはならないという〝亜人”の存在を通して、マイノリティを排除しようとする人間の醜さが如実に描かれているようで、胸が痛みます。同時に、ある日突然自分が〝亜人”であることに気づかされ、世界中から追われる身となってしまった主人公が、苦しみ悩み、傷ついていく姿にも、人間の浅ましさを改めて痛感させられるようです。
そして、そんな主人公を健気に守ろうとする親友や、拿捕して徹底的に研究しようとする研究者達、さらには自分達も亜人でありながら、主人公の力を利用しようと暗躍する者達の存在等、息もつけないスリリングな展開が続いていきます。
ただ、何といっても3部作なので、自動的に次回作も観る必要があります(笑)。グロシーンもかなり多いので、世界観が気に入った方でしたら、是非チェックしてみて下さい。
原作は読んでいません。
暗い世界観のなかに、亜人と親友が一番生きていた。
そして黒い幽霊も生きていた。
主人公は亜人、不死身の存在です。
不死身の存在となると、ヒーローのように描かれるかと思いきや、人間扱いされていません。
様々な心の葛藤や人間模様、主人公・圭の心情が伝わってきた。
賞金をかけられ、包帯でぐるぐる巻きにされ、番号を書かれ(マイナンバーと変わらない)亜人(人って書くし)
冷たい政府と人間らしい亜人との関係が描かれている。
主人公の成長(あえて成長と言いたい)がよく描かれている。
引き込まれました。
続きが楽しみですが、二部の公開がかなり後なのに、どうして一部は二週間限定なのでしょうか…