小さい親分:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
小さい親分
小さい親分
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小さい親分

1935年公開
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ワーナーが発見した新子役シビル・ジェーソンのデビュー映画で、「海賊ブラッド」「黒地獄」のマイケル・カーティズが監督に当たった。ハリスン・ジェコブスの原作を「スイート・ミュージック」に参与したジェリー・ウォルドがジュリアス・J・エプスタイン及びロバート・ハーディ・アンドリュースと協力して脚色した。撮影は「支那ランプの石油」「国境の町」のトニー・ゴーディオの担任。助演は「Gメン」のロバート・アームストロング、「彼の第六感」のグレンダ・ファレル、「メリイ・ウイドウ(1934)」のエドワード・エヴァレット・ホートン、「ケンネル殺人事件」のジャック・ラルー、「黒地獄」のJ・キャロル・ナイシュ、その他である。

ストーリー

ブロードウェイの遊び人スティーヴ・クレイグとモーティマー・トムソンは危ない世渡りをしている中に、友人のギップスがノートンというギャングの親分に殺されたので後に残った子供グローリアを引き取る事になった。かねてスティーヴとモーティマーを改心させようとしているジーンは無邪気な子供の感化で2人を正業に導く事が出来ると喜んだが彼らはグローリアをだしに使って相変わらず不正を働くので勝ち気なジーンは2人を罵った。そのうえスティーヴはグローリアの面前でノートンやその一味に嚇されたので幼いグローリアの心を傷つけた。そこで彼はジーンと相談してグローリアを悪い環境から他へ移す事にし、その費用を稼ぐため、ノートンの敵であるギャングの親分ジャック・ドレの許で賭博をやって勝ったが、ドレが金を渡さないので争いが起ころうとした。その時警官の手入れがあり、一同は警察に引き立てられた。そしてスティーヴは結婚もせず正業も持っていないのでグローリアを育てる資格がなく、グローリアは孤児院に収容された。スティーヴはグローリアを引き離されると初めて彼女に対する会いに目覚めた。警察から釈放された後スティーヴがドレの家に金を催促に行くと丁度ノートンがドレを殺して立ち去ろうとするところであった。それを見たスティーヴは自分が事件に巻き込まれるのを忘れて一時身をかくした。ノートンはスティーヴを誘い寄せる手段にグローリアを誘拐した。スティーヴはグローリアを救うためにノートンの家に乗り込み、危うく殺されようとしたが、彼を尾行して来た警官のために救われ真犯人のノートンが捕らえられた。そしてスティーヴ、モーティマー、ジーン、グローリアの4人は再び会う事が出来スティーヴとジーンが結婚したので、当局も彼らをグローリアの保護者と認めたのでグローリアも幸福になった。

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作品データ

原題
Little Big Shot
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


[c]キネマ旬報社