ある日どこかで|MOVIE WALKER PRESS
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ある日どこかで

1981年1月31日公開,103分
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1980年に生きる若者が、70年近くの時空間をタイム・トラベルし、その時代の女優と恋に陥るというSF的なラブ・ストーリー。製作はスティーブン・ドイッチ、監督は「ジョーズ2」のジャノー・シュワーク、原作・脚色はリチャード・マシスン、撮影はイシドア・マンコフスキー、音楽はジョン・バリー、編集はジェフ・ガーソン、美術はシーモア・クレイトが各々担当。出演はクリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア、クリストファー・プラマー、テレサ・ライト、ビル・アーウィンなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1972年。劇作家を志すミルフォード大学の学生リチャード(クリストファー・リーヴ)の処女作が初演され大成功をおさめた後のパーティで、彼は見知らぬ老婦人から声をかけられた。彼女はリチャードに美しい金時計を渡し「私のところへ戻って来て」と告げるとその場を去り、大学から近いグランド・ホテルに帰って行った。それから8年の歳月が流れ、劇作家として名を成したリチャードはスランプに陥っており、気ばらしにあてのない旅に出た。いつの間にか懐しいミルフォードに来ていた彼は、グランド・ホテルに宿をとった。アーサー(ビル・アーウィン)という年老いたボーイの案内で部屋に落ちついた彼はホテルの史料展示室を見物し、そこで1枚の美しい女性のポートレートに目を奪われる。アーサーからその女性がエリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)という当時の人気女優であることを聞き出したリチャードは、町の図書館で彼女についての記録を見つけ、彼女が8年前の老婦人であることを確認する。エリーズの秘書ローラ(テレサ・ライト)を訪れたリチャードは、ローラから金時計がエリーズの宝物であったこと、8年前に彼女が亡くなったことなどを聞く。ローラの保存する遺品の中から「タイム・トラベル」という時間次元を超越する超心理学の本を見つけたリチャードは、その本の著者を訪ね、タイム・トラベルの可能性を聞き出した。ホテルの部屋で、いっさいの状況を今世紀初頭に変えたリチャードは服装も当時のものを着こみ、1912年に入りこもうと自分に暗示をかけた。数度の試みの末、やっとタイム・トラベルに成功した彼は、1912年の過去で目を覚ます。そして、ロビーで幼いアーサーを見かけ、ホテルに滞在している筈の劇団を訪ね、エリーズを探した。やがて湖畔でエリーズと出会ったリチャードは、彼女の美しさに目を奪われるが、彼女の方もリチャードの出現に何故か驚きの表情を見せるのだった。しかし、2人が接近しようとした時、エリーズのマネージャーのロビンソン(クリストファー・プラマー)が現われ、無理矢理エリーズを連れ去る。同じ午後、エリーズを散歩に誘うことに成功したリチャードは、打ちとけて会話するのだった。そして初めてのキス。出会った瞬間からリチャードが自分にとって大切な男性であると直感したというエリーズは、後の再会を約束して舞台へと戻っていった。2人の接近に不安を感じたロビンソンは、舞台を観にきていたリチャードを呼びだし、軟禁する。彼が自由の身になったのは公演を終え劇団がホテルを去った後だったが、うなだれる彼の前に、劇団と別れホテルに残っていたエリーズが現われる。2人は固く抱き合い永遠の愛を誓った。しかし、結婚の約束をかわした直後、彼が背広にあったコインを取り出した時、全てが終りを告げた。コインに刻まれた1972年という文字を見た瞬間、リチャードは残酷にも現在に引き戻された。過去に戻ろうと必死になるリチャード。何日かたち、アーサーが部屋をこじあけると、衰弱しきったリチャードの姿があった。しかし、瀕死の彼の顔にはかすかな笑みが浮かび、あたかも再びエリーズと結ばれるかのようだった。

作品データ

原題
Somewhere in Time
製作年
1980年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル=CIC
上映時間
103分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.0
  • たっかん

    5
    2017/6/28

    大感動の傑作、引き裂かれた愛は永遠に。

    この映画、だいぶ前から知っていたのだが、なんとなく見逃していたが、人生で見逃せない1本であった。

    若い劇作家の男(クリストファー・リーヴ)が老女から「戻ってきて」とだけ言われて懐中時計を渡されるところから物語は始まる。
    8年後、男はグランドホテルに行き、ホテルの歴史室で一人の女優の古い写真を見る。名前をエリーズ・マッケナというらしい。
    彼は、その女優のことを調べ始めて、1912年の彼女に会いに行こうとする。
    「1912年6月27日午後6時」と呟きながら。。。

    ラフマニノフのラプソディに心揺れ、1979年のコインに衝撃を受け、素晴らしい結末に感動。

    必見の愛の物語であった。

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  • パライバ

    3
    2011/7/3

    もっと若い頃に見ておきたかった映画です。
    死で愛を成就させるということについて若い人はあまり大きな抵抗を感じずに済むでしょうが、人生の折り返し地点を過ぎたと自覚する身ですのですんなり受け入れることにためらいがあります。
    リチャードがタイムスリップした1920年代のファッション、それも上流社会のファッション満載で、ドレスを眺めているだけでうっとり。

    しかしあの懐中時計は結局出所はどこになるんでしょう?

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  • 4
    2011/3/31

    現代人にとって過去は常にまぶしいほど純粋ね。

    時間枠に逆らった代償は大きいけれど、戻った時間で脚本家としての仕事を全うして欲しかったな・・

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