藤原竜也
藤沼悟
三部けいの人気コミックを藤原竜也と有村架純の共演で映画化したミステリー。自分の意志とは無関係に、身近で起きる事件の直前へとタイムスリップしてしまう特殊な力を身につけた主人公が凶悪犯に挑む姿を描く。「ヤングエース」に連載の原作は「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」で3年連続ランクインするなどベストセラーになっている。
※結末の記載を含むものもあります。
売れない漫画家の悟は、アルバイト中に時間が巻き戻る“リバイバル”という現象に見舞われる。それは、直後に起こる事件や事故を防ぐまで同じ場面が繰り返されるものだった。ある日、何者かに母親が殺されてしまい、バイト仲間である愛梨の命も狙われると、警察は悟を容疑者として逮捕しようとするが、悟は18年前の世界へと戻っていた。
監督
原作
脚本
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
音楽
主題歌
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
美術
照明
録音
編集
装飾
スタイリスト
ヘアメイク
ヘアメイク
特殊メイク
音楽プロデューサー
VFXスーパーバイザー
記録
助監督
[c]2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会 [c]キネマ旬報社
愛が、いっぱいあふれてた。 気持ちが、いっぱいつまってた。 胸がさみしくなるけど、見返りはいらない。 かけがえのない母が元気ならいい。 笑顔のなかった友が笑えればいい。 他人の君が、幸せならいい。
【賛否両論チェック】 賛:最愛な人を悲しい運命から救うために、奔走する主人公の姿が切ない。そんな主人公が、自分が信じる正義のために行動を起こしていく姿も、印象深い。 否:展開はややご都合主義で、出来すぎ感は否めない。虐待シーン等も、好みは分かれそう。 殺されてしまった最愛の母と、小学生の頃に守れなかった友。悲しい未来を変えるために、現在と過去を行き来しながら、2人の命を救おうと奔走する悟の姿が、切なくも勇ましく映ります。そしてそんな悟と、現在で心を通わせていく愛梨や、過去で志を共にしていく賢也。そうした周りの理解者達との関係の中で、悟が自分の信じる正義のために、想いを新たにしていく瞬間も、また胸を打つものがあります。容疑者として追われる悟を助けた愛梨が語る、 「この手で出来ることがあるって、信じたい。」 という言葉が、印象に残ります。 事件の真相も、一見単純そうな中でも、何となく意表を突かれる感じがあって、個人的には好きです。 現在と過去の事件の結びつきは、やや偶然が出来すぎている感はありますが、タイトルの本当の意味が最後に実感出来る、そんなグッとくるミステリーです。