黄金のアデーレ 名画の帰還|MOVIE WALKER PRESS
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黄金のアデーレ 名画の帰還

2015年11月27日公開,109分
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グスタフ・クリムトによる“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる名画「黄金のアデーレ」の返還を求めてオーストリア政府に訴訟を起こした女性マリア・アルトマンの実話を描く、ヘレン・ミレン主演のヒューマンドラマ。名画に隠されたマリアと彼女を取り巻く人々の思いを映しだしたのは、『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス。

予告編・関連動画

黄金のアデーレ 名画の帰還

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

アメリカで暮らす82歳の女性マリア・アルトマンが、駆けだし弁護士のランディとともにオーストリア政府を訴えるという仰天の裁判が行われる。内容は、クリムトが描いたマリアの伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めるもの。その名画にはナチスに翻弄されたマリアと彼女を取り巻く人々の思い出や記憶が詰まっていた。

作品データ

原題
WOMAN IN GOLD
映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
アメリカ イギリス
配給
ギャガ
上映時間
109分

[c]THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015 [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

4.1
  • rikoriko2255

    お水汲み当番

    5.0
    2020/7/19

    名画として美術館で私が鑑賞してきたすべてに、私の決して知ることができない作者自身の個人的な思いがあったはずです。 また、すべての肖像画には、描かれた側の思いも同時に存在し、その親族たちにも思いがあったはずです。 美術品は、私たち第三者である観衆や、あるいはナチスや美術品泥棒にとっては「品物」なのかも知れません。 しかし、美術品の誕生に居合わせた者たちにとっては、単に金額でのみ計りうる宝物なのではないのですね。 製作者や関係者には、いくつもの思い出が、甘く、苦く、いまいましく何重にも絡みつく、だからこそ宝物なのです。 ナチスによってユダヤ人一家から奪われたクリムト作の「黄金のアデーレ」は、10年前に156億円という巨額でアメリカのギャラリーが購入したのですが、そのエピソードを「取り戻した側」から描きつつも、取り戻したのが単なる金ではなく、心と追憶を取り戻すことであったと解題してみせるのが、この映画が一級品の宝物であるゆえんでしょう。 なお、映画は最後に「タイタニック」の最後のエピソードと同じ手法で泣かせに入ります。 もちろん、この手法が成立するのは、「心そのもの」を主人公に立てたストーリーだったから。 ……と分かっていても、これをやられると、私はとても弱いんです。 涙腺の弱い皆さん、念の為、ハンカチのご用意をお忘れなく。 ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    5.0
    2015/12/31

    今年は『海難1890』『杉原千畝』と、実録モノが続きました。やはり、単なるフィクションとは、歴史の持つ重みが違いますね。 このお話は、一人の女性がオーストリアという国を相手に裁判を起こす所が奇想天外なのですが、それを支持するアメリカの司法にも頭が下がります。 戦争中の犯罪を裁けば、日本などにも影響が出るという反対意見には、日本人として苦笑せざるを得ませんが。 オーストリアという国の名誉が問われている、という指摘は良かったですね。果たして、不祥事をあばくのが国(会社)の為なのか、隠すのが国(会社)の為なのかを問われた1年でもありました。

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  • rikoriko2255

    potewoods

    4.0
    2015/12/15

    終演間近になりつつ観れて良かった。感動的でオススメの映画です。 傑作怪作というよりは優等生的な秀作ですが、とても良くできていて、たくさんの人に見られるべきです。 あえてテーマを名札つけするなら、美術モノ、戦争モノ、裁判モノ、波乱人生モノ、etc いろんなトピックからいろんな人にアプローチできる映画です。 しかしやっぱり一番の芯は、ヘレンミレン演じるマリアという1人の人間の生き様と魂であり、それがいかに時代や社会と不可分で、時の流れや現実との折り合いといったものの中で、大切な想いを失ってゆくのだけれど、人生の暮れに自分の死に様を見据えた時、ふと蘇り、心を激しく突き動かすのは、過去の大切な想い、強い想い で、ともすれば今の平穏をかき乱すそれに、逃げそうになりながらも凛と向き合ったこと、その葛藤に人間の精神、魂がみえる。 その闘いが、彼女1人では貫徹されず、彼女と同じルーツをもつ若き弁護士ランディが、次第に感化され、共鳴し、増幅し合ったからこそ成し遂げられたことも、この感動がより深く、そして未来へ投げかけるものになっている。 こんな映画に匹敵する映画を、日本の映画人は世界へ向けて作れないのだろうか?裁判に関するシーンで、ほんの雑談のふう日本のことが言及されているのは、実は見逃してはならない。事後法で裁かれた東京裁判のことを言っているのでは?失われてしまう前に、私たちは歴史に置き去りにした大切なものを、繫ぎとめなくてはならない。

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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    3.0
    2015/12/9

    実話に基づいたヒューマンドラマ!全体的に「正統派」に仕上がっていて、感動もしましたが退屈でもありました。それでもヘレン・ミレンの演技と美しさに魅せられ満足している自分がいて、特にラストの名画以上のものを取り戻した笑顔にノックアウトさせられました。

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  • rikoriko2255

    ホルン

    5.0
    2015/12/3

    予告編で興味をもち映画の日に観てきました。 ほぼ全編ヘレン・ミレンの演技による作品で、 表情・立ち振る舞いの多彩さに引き込まれます。 プラター公園、国立歌劇場、コンツェルトハウス、ホテルザッハー等 ウィーンの美しい風景が物語の物悲しさをひきたてます。 旦那さんが歌手ということもあって、クラシック音楽好きにはたまりません。 今年観た映画で一押しです。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2015/11/28

    ナチス侵攻前のマリアの結婚式の豪華さに目を奪われる。 描かれ方はオーストリアに好意的とは言い難く、ウィーンでの沢山のロケが行われたことに驚きと感動を覚える。 一足先に公開の「ミケランジェロ・プロジェクト」を思い出しながらの鑑賞。 ヘレン・ミレンの纏う衣装は洗練されてエレガント。凛としたマリアを演じる彼女の姿勢の美しさに見とれる。特に歩く姿が素敵。

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  • rikoriko2255

    3.0
    2015/11/28

    突然日常を壊された彼らに対する狂気の沙汰に、歴史を学ぶ旅に愕然とします。 物や生活だけじゃない。大切な思い出や誇りをぶち壊して行った・・ 有名な画家の高額な名画・・じゃない。愛する叔父が愛する叔母を描かせ、早世した彼女の代わりに家族が大事にしていた絵。 その思い。宝石や家や生活を返せとは言わない。返して欲しいのは叔母を思った家族の愛、その思いなのよね。 George Clooneyの『THE MONUMENTS MEN』と重ねて見ると、いかにそうして気持ちを踏みにじられた人たちが多かったかが分かります。 そして彼らの活躍に感謝します。本来の所有者に戻っていない強奪品はまだまだたくさんあるそうで、それは不可能な物も有るのかもしれないけれど、この絵のように元の所有者に戻ること、MONUMENTS MENたちも喜んでいるんだろうな。 Helen Mirrenの育ちの良さそうな凛とした立ち居振る舞いが素敵です。 嘗ての生活シーンもとても素敵。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2015/11/23

    国宝レベル、すでに国の所有物になっている絵画。それがイチ個人に戻るなんて! 今後もこんなことが、起きるのでは?前例を作ってしまった。 黄金のアデーレ、全面煌びやかで華やか、そしてエレガント。モデルの品性が一面に伝わる一枚。 当初はあまり乗り気でなかったマリアだが、母国に戻って過去の家族との幸せな時間、ナチへの怒り、アメリカに渡った時、フタを閉めていた過去が蘇る。 一時は負けたが、ランドルも一新。自分のルーツに誇りを持ち、本当の愛国心ゆえ。うむ、アメリカには存在しない。 しかし皮肉にというか、絵のモデルのアデーレの遺書はスルーか。絵の支払をした夫の物だけど、モデルが価値を上げているわけで、夫も妻の望みと同じだったんでないかなぁ。ナチに渡るっていうと別なけど。 で、結局1番得したのはアメリカか。裁判に関与せず、大金は支払っても、半永久的財産を手にしたのだから!

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  • rikoriko2255

    barney

    4.0
    2015/11/19

    国を相手にした裁判の行方、主人公の過酷な人生から目が離せなかった。 ヘレン・ミレンの演技はさすが!! ドキドキハラハラの場面もあったりして...................。 ラストはやってくれましたねって感じ!?

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