ハッピーエンドの選び方|MOVIE WALKER PRESS
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ハッピーエンドの選び方

2015年11月28日公開,93分
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“人生の最期を選ぶ”という誰もが直面するテーマを、ユーモアを交えて軽快に描き、各国の映画祭で話題を呼んだイスラエル発のヒューマンドラマ。老人ホームで暮らす発明好きの老人が、親友の願いで、自らスイッチを押して苦しまずに最期が迎えられる装置を開発したことからトラブルに巻き込まれていく姿がつづられる。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

エルサレムの老人ホームで暮らす発明好きのヨヘスケルは、望まぬ延命治療に苦しむ親友のマックスから、発明で安らかに死なせてほしいと頼まれる。妻の反対をよそに、ヨヘスケルは自らスイッチを押して苦しまずに最期が迎えられる装置を開発。マックスを見送るが、秘密だった発明が世間に知られ、彼のもとに依頼が殺到してしまう。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2014年
製作国
イスラエル
配給
アスミック・エース
上映時間
93分

[c]2014 PIE FILMS/2-TEAM PRODUCTIONS/PALLAS FILM/TWENTY TWENTY VISION. [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

3.0
  • rikoriko2255

    seapoint

    4.0
    2015/12/12

    「死」は生まれたからには誰もが直面すること。その過程の老いにどう対応するか。 個々主義が増える現代。老人についての問題は深刻だ。どの国も同じような問題を抱えている。 少なくともヨヘスケルは老人ホームで暮らし、仲間もいて、夫婦仲も良く、楽しそうである。 しかし病気の痛み、進行、衰えは自分自身にしかわからぬこと。 大方そこまで生きたくはないと思う。倫理の問題から延命する。本人の意に反して。 ヨヘスケルの発明は飛びつくでしょ。それを利用したからといっても悲しみは変わらないけれど、なにかホッとすると思う。 現実に介護や認知症に伴う介護や財源もろもろの犯罪は後を絶たない。苦渋の選択の結果がほとんど。スイスのような合法もあれば、どれだけの人が救われるか。本人もその周囲の人も。 現実を捉えた映画だが、ユーモアも交えてご老人よろしく、活力的な演出で受け入れやすく、見ごたえ十分。そして我々は真剣に考えていかねばならない。

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  • rikoriko2255

    3.0
    2015/12/6

    彼らが暮らす老人ホームはそれなりに快適そうで、恵まれているとは思うのだけど、歳を取ると、最後には死ぬと言う大仕事が誰にでも待っている。 むしろ、どんな最期を迎えられるか・・と言う賭けの為に生きているといって良いかも。 最期は、苦しまない方が良い。 ・・・怖いよね・・ 誰だってある程度生きてきたら誰かの死と向き合ってきてるはず。 私もそう。 2ヶ月とちょっと前に義母を亡くしたばかりだし。彼女は具合が悪くなってから亡くなるまで2週間ちょっとしか時間が無かった。 その義母とヨヘスケルの奥さんのレバーナのルックスが似ていて、ちょっと思い出しちゃう・・と思っていたのだけれど、違った。 彼女の人生の終焉は5年前に亡くなった父を思い起こさせた。 私たちはヨヘスケルのように父を助けられなかったけど。 最期を迎える自分の為に、必死で方法を考えてくれる人たちがいるのって良いよね。 そして、メッセージを残せるのが良い。 危うくて、温かくて、優しい。そしてユーモラス。 父の死は突然だったし、私が帰った時には病院での解剖も終わって処置した後だった。 一人で、選んで迎えた最後に苦しんだだろうけど、最後に何を思ったか、知る術もない。 私は彼からのメッセージを求めて迷走したし。 尊厳死が認められたら、彼はあんな最期を迎え無くて良かっただろうし、私も迷走しなくて済んだ。 むしろ私の最期の為にも。 私もこの装置が欲しいけど、無いからスイスに飛ばないとダメかなぁ。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    2.0
    2015/11/30

    【賛否両論チェック】 賛:愛する人の最期をどう迎えさせてあげるのか、葛藤する主人公達の姿に、深く考えさせられる。 否:主人公達の行動そのものに、まずは賛否がある。急に歌い出したりするシーンがあったりと、内容も好みが分かれそう。ストーリーもかなり淡々と進むので、眠くなりそう。  “安楽死”という、かなり重いテーマの映画です。最愛の人の病気が末期に差しかかった時、苦しんでいても生きていてほしいと願うのか、それとも安らかに最期を迎えさせてあげるのか。そのテーマ自体に、まずは賛否があるかと思います。  ストーリーは割と単調ではありますが、次第に変わっていってしまう最愛の人の姿に苦悩する主人公の姿が、荘厳な雰囲気と共に淡々と描かれていきます。  急に歌が入ったりと、やや好みが分かれそうな展開ではありますが、いずれ誰にでも訪れる最期の瞬間をどう迎えるのか、改めて考えさせられる作品です。

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