血の唇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
血の唇
血の唇
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血の唇

1971年3月6日公開、ホラー
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墓場に200 年も封じ込められていたバンパイアが復活し、呪われた恋を成就せんと若い女を襲う怪奇作品。製作・監督はダン・カーティス、脚本はサム・ホールとゴードン・ラッセル、撮影は「ナタリーの朝」のアーサー・J・オーニッツ、音楽はロバート・コバート、編集はアーリーン・ガーソンがそれぞれ担当。出演は「花嫁の父」のジョーン・ベネット、新人のジョナサン・フリッド、「イグアナの夜」のグレイソン・ホール。その他、キャスリン・L・スコット、ロジャー・デイヴィス、ナンシー・バレット、デビット・ヘネシーなど。メトロカラー、メトロスコープ。1970年作品。

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ストーリー

メイン州コリンウッドのうっそうたる木立に中に、何百年の歴史をもつ館があった。デビット少年(デビット・ヘネシー)や、彼の伯母で女主人格のエリザベス(ジョーン・ベネット)が住んでいた。ところが、家の雇人が過って墓地の地下室に埋もれた棺の蓋を開けたことから、奇妙な事件が起き始める。封じ込められていたバンパイア(吸血鬼)が復活したのだ。その夜のうちにエリザベスの女秘書が襲われ、デビット少年の家庭教師マギー(キャスリン・L・スコット)が危うく毒牙にかかりそうになったのだ。夜もふけてから、いとこのバーナバス(ジョナサン・フリッド)と名乗る紳士が訪ねて来る。驚いたことに、彼は家に残る肖像画に生き写しであり、以前に紛失した家宝をもっていた。実は、このバーナバスこそ初代バーナバスその人であり、甦った不死のバンパイアだった。そして、エリザベスの娘キャロリン(ナンシー・バレット)が彼に慕い寄って犠牲者となった。一方、バーナバスはマギーを一目見たとき、昔、不慮の死をとげた恋人を思い出し、今度こそ念願の結婚をしようと決心する。嫉妬に狂ったキャロリンは、バーナバスに殺されバンパイアとなった。彼女は埋葬後も出没して犠牲者を出す。犠牲者の手当てをした女医ジュリア(グレイソン・ホール)は血液を調べるうち、共通の不思議な細胞を発見、バンパイア研究家ストークス教授(T・デイヴィッド)の示唆も受け、犯人はバンパイアであり、バーナバスが元凶であると確信する。一方、ストークスもマギーを愛する画家ジェフ(ロジャー・デイヴィス)の助けをうけて、キャロリンの胸に杭を打ち込んで永遠の眠りにつかせる。女医ジュリアは研究の結果、バンパイアを通常の人間に甦らせる血清を作り出して、秘かに愛し始めたバーナバスに治療を勧める。彼は昼の人間になれ、マギーと結婚できるものと同意したが、マギーの存在を知ったジュリアは嫉妬に燃え、一度に多量の注射をする。バーナバスはたちまち醜悪な老人と化し、怒った彼はジュリアを絞め殺した上、マギーをさらってしまう。ストークス教授や警官隊たちは、銀の弾丸を用意してバンパイア狩りを開始した。しかし、後を追ったジェフは、思いがけなくストークス教授の攻撃を受ける。教授はすでにバンパイア化していたのだ。銀の弾丸で教授を殺したジェフは、奇怪な結婚準備を急ぐバーナバスたちのバンパイアを見つける。マギーは花嫁衣装をつけて、睡眠状態で祭壇に横たわっていた。凄まじい戦いが始まり、ジェフは遂に不死の吸血鬼たちを永久に葬り去ることに成功し、愛するマギーを悪夢から救い出すことができた。(MGM配給*1時間41分)

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作品データ

原題
House of Dark Shadow
製作年
1970年
製作国
アメリカ
配給
MGM
初公開日
1971年3月6日
製作会社
ダン・カーテス・プロ作品
ジャンル
ホラー


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