珍雄凱旋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
珍雄凱旋
珍雄凱旋
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珍雄凱旋

1926年公開
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ニューヨークの舞台で知られた喜劇俳優ジョージ・ジェッセル氏のスクリーン初御見得の映画でレイモンド・L・シュロック氏、エドワード・クラーク氏合作の物語をフィリップ・ロナーガン氏が脚色し、「映画の都に出でて」と同じくロイド・ベーコン氏が監督した。対手役は「南京豆小僧」「陽気な巴里っ子」等出演のパッシー・ルス・ミラー嬢が勤め、ナット・カー氏、ヴェラ・ゴードン夫人、グスタフ・フォン・セイファーティッツ氏、エド・ケネディ氏等が助演している。

ストーリー

ニューヨークに住むイザアドル・ゴールドバーグと呼ぶ青年、生まれがユダヤ人であることを世間から侮蔑の眼で見られるのが残念で堪らなかった。そこで、ユダヤ人街にゴールドバーグの名で食料品店を出すとともに、アイルランド人街にパトリック・マーフィーというアイルランド人風の名でも1つ店を出した。マーフィーの店へ来る肉問屋の娘さんアイリーン・コハニガンは生粋のアイルランド人で、昔からユダヤ人とアイルランド人は犬猿の相ならぬ間柄であるがゴールドバーグはアイルランド人になりすましてアイリーンと恋仲になった。彼の故郷ロシアからは老いた両親が訪ねて来る。その中欧州大戦に米国も参戦し、血の気多いアイルランド人は先を争って志願兵となった。ゴールドバーグもアイリーンに説かれ、心細がる両親に別れてアイルランド軍に加わって出征した。間もなく彼の戦死が伝えられた。マーフィーの名で発表されたので両親は知らなかったが、アイリーンは直ちにそれを知って悲しんだ。彼女に思いを寄せるロージャー・オマリーはこれ幸いと彼女に結婚を申し込んだ。その内平和克復となり、出征した勇士はめでたく凱旋した。その中には思いがけなくも死んだ筈の我がマーフィーも交じって居た。アイリーンの喜びは如何ばかり、然しそれもつかの間、マーフィーが実はユダヤ人と知ったアイリーンの父は烈火の如く怒って娘はやらぬと頑張ったところがそれを聞いて憤慨したのが一所に生死の巷を往来して、マーフィーの勇壮な働きを知って居る隊の戦友達である。彼等は敵将コハニガンに突入し、その狭量を責めて、ユダヤ人もアイルランド人も結局は神の子、護国の勇士に変わりはないと説き伏せ、流石の頑固親父も遂には折れて、マーフィーとゴールドバーグとアイリーンは首尾よく恋を成就し親同志も人種的偏見を棄てて握手した。

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作品データ

原題
Private Izzy Murphy
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー映画社
初公開日
1926年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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