神木隆之介
奥寺鉄彦
第19回読売演劇大賞でグランプリを受賞した前川知大による舞台劇を、神木隆之介、門脇麦らの出演で映画化したSFドラマ。バイオテロにより人類の大半が死滅してしまった近未来を舞台に、健康な肉体や高い知能を持つ一方、光に弱く夜に活動する新人類“ノクス”と彼らに虐げられる旧人類“キュリオ”の関わりが生む騒動を描く。
※結末の記載を含むものもあります。
キュリオの村で暮らす青年・鉄彦は経済封鎖により貧しい生活を強いられているが、ノクスに憧れを抱いている。一方、結は自分と父親を捨ててノクスへと転換した母親とノクスを憎みながらも、村での生活をよくしようと前向きに暮らしていた。そんなある日、10年ぶりに経済封鎖が解かれる事になり、彼らの運命は大きく変わっていく。
奥寺鉄彦
生田結
森繁富士太
佐々木拓海
奥寺克哉
奥寺純子
金田洋次
曽我玲子
佐々木行雄
曽我征治
生田草一
監督、脚本
脚本、原作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
撮影
照明
美術
装飾
録音
音響効果
音響効果
音楽
音楽プロデューサー
スタイリスト
ヘアメイク
CGプロデューサー
CGディレクター
助監督
ラインプロデューサー
[c]2015「太陽」製作委員会 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】 賛:舞台の設定が斬新。新人類として制約の中で豊かな暮らしを生きるか、旧人類として貧しくも自由に生きるか、決断を迫られる若者達の悲哀がしっかりと描かれるのも印象的。 否:展開はかなり淡々と進むので、興味を惹かれないと眠くなりそう。グロシーンやラブシーンもあり。 設定はかなりSFチックな印象ですが、本作で描かれているのは、農村で貧しく暮らしていた“キュリオ”の主人公達が、都会の“ノクス”からの接触によって、次第にその生活をかき乱されていく様子が淡々と描かれていく、あくまでも静かな雰囲気の作品です。そのため、人によっては退屈で眠くなるかも知れません。 日の光を浴びられなくなるが、文明的な生活を送れるノクスを選ぶか、生活は貧しいが、あくまでも人間として生き続けるか。若き少年少女達に突きつけられる究極の選択に、なんとも考えさせられます。 グロシーンや乱暴するシーンも少しありますが、「生きていく」ということの意義を変化球な角度から問いかけてくる、異色の作品といえそうです。
神木くんが大芝居を打ってました。 舞台じゃないんだから~ でも、神木くんだからいい。 太陽の子は元気です。 人間らしいです。 元気な植物は太陽の光で育つから。 映画版のラストシーン好き。 最近、夜勤を辞めたので日光を浴びる時間が延びました。 少し貧乏になったけど、気持ちは爽やか。
人類が二手に分かれて、憎しみ合うという構図は、昔からあり、昼夜を奪い合うというのもあった気がする。にもかかわらず、新鮮な感じがするのは、そこに貧富の差を持ってきた所か。 今の日本には、貧富の差がもたらす、教育や医療・福祉の問題がある。ただ、それと都市と地方の格差の問題は、また別かな。 また、その格差に挑む若い男女が、ロミオとジュリエットになり得なかったのも、ちょっと残念。 これまで、こうした不条理SFの雄としては、染谷将太だったけど、神木隆之介もやりますねえ。門脇麦も良いと思います。期待できます。