綾野剛
諸星要一
裏社会と結託し、数々の事件を起こした挙句に、覚せい剤の使用で逮捕された刑事による“日本警察史上の最大の不祥事”と呼ばれる実在の出来事を映画化する犯罪ドラマ。綾野剛が悪に手を染めた刑事の26年を、年齢にあわせて体重を10キロ増減させるなどして演じた。監督は『凶悪』で国内の数々の賞に輝いた白石和彌。
※結末の記載を含むものもあります。
大学時代は柔道でならし、腕っぷしの強さを買われ、北海道警察の刑事となった諸星。強い正義感を持ちながらもうだつのあがらない毎日を過ごしていた彼は、署内随一の敏腕刑事・村井から刑事の“イロハ”を教わる。それは“裏社会に飛び込み、S(=スパイ)を作れ”というもの。諸星は暴力団幹部や麻薬の運び屋などを率い、危ない道へと進んでいく。
諸星要一
黒岩勝典
山辺太郎
アクラム・ラシード
村井定夫
栗林健司
猿渡隆司
岸谷利雄
漆原琢馬
小坂亮太
桜庭幸雄
廣田敏子
国吉博和
加賀谷力
田里由貴
沙織
監督
脚本
音楽
原作
主題歌
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
企画
企画
プロデューサー
プロデューサー
撮影
美術
照明
録音
音響効果
編集
音楽プロデューサー
装飾
衣裳
ヘアメイク
キャスティング
助監督
制作担当
[c]2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会 [c]キネマ旬報社
実話ではなく、実録物であると感じました。 実録物ってのは、実際にいた人物を題材にして、想像力を駆使して作る半フィクションのこと。 主人公の所属が警察であるという一点以外は、ヤクザ映画でさんざん使い古されたネタの使い回し、繰り返しにすぎず、演技は部分的に光るものの、評価に値しない映画としかいいようがありません。 ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。
【賛否両論チェック】 賛:真面目な刑事が、やがて粗暴に変わっていってしまう様子が、裏社会の壮絶な現実と共に、赤裸々に描かれていく様子が痛ましい。 否:ラブシーンやグロシーンの多さが気になる。展開も淡々としているので、興味がないと観るのは厳しいか。 当初は実直で真面目だった1人の刑事が、裏社会での摘発でのし上がっていく過程で、次第に初心を忘れて傲慢になり、悪事にも手を染めていくようになってしまう様子が淡々と描かれていきます。それは実話を基にしているからでもありますが、同時にとても不気味で恐ろしくもあります。 反面、人によっては好き嫌いが分かれるであろうラブシーンやグロシーンの多さも、かなり気になります。 社会派の作品でもありますので、刑事事件に関心のある方は、観ておいて損はないかと思います。