綱渡りの男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
綱渡りの男
綱渡りの男
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綱渡りの男

1953年11月18日公開
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チェコスロバキアの小サーカス団が国境脱出を企てる物語=ニール・パスタン原作の短篇「国際事件」の映画化。ロバート・L・ジャックス「砂漠の鼠」が製作し、「革命児サパタ」のエリア・カザンが監督した1953年作品。脚色は「我等の生涯の最良の年」のロバート・E・シャーウッド、撮影はゲオルグ・クラウス、音楽は「愛しのシバよ帰れ」のフランツ・ワックスマンの担当。主演は「セールスマンの死」のフレドリック・マーチ、「愛しのシバよ帰れ」のテリー・ムーア、「突然の恐怖」のグロリア・グレアム、「荒野の襲撃」のキャメロン・ミッチェルで、アドルフ・マンジュウ「ミズーリ横断」、ロバート・ビーティ「艦長ホレーショ」、アレクサンダー・ダーシー、リチャード・ブーン等が助演する。

ストーリー

1953年のチェコスロバキア。小サーカス団の団長カレル・チャニック(フレドリック・マーチ)は、赤色政権下の圧迫でサーカスの興行を続けて行くことが困難になり、腹心の座員と秘かに計ってアメリカの占領地区へ脱出を企てていた。アレルの2度目の妻ザマ(グロリア・グレアム)は浮気な女で夫を頼りにならぬ男と思い、短波のジャズ放送などを聴いてぶらぶら暮らしていた。この放送聴取を座員中のスパイに密告され、カレルは秘密警察に呼び出されて注意人物となった。カレルの前妻の娘テレザ(テリー・ムーア)は、一座の雇員ジョー・フォスデク(キャメロン・ミッチェル)と恋仲であったが、カレルはフォスデクの身分を怪しみ、2人の仲を許さなかった。いよいよサーカス団は脱出を決行することになり、カレルのこの大胆な決意を知ってザマも彼への愛情を甦らせた。カレルはフォスデクを危険な先発隊に加えたが、テレザが彼と行を共にしたことを知って驚いて後を追った。テレザからフォスデクがアメリカの脱走兵で占領地区へ戻りたがっていることを聞き、カレルは2人の仲を許した。サーカス団が国境目指して出発しようとしたとき、カレルはスパイに拳銃で射たれて重傷を負った。だが一行は出発した。途中、フォスデクはチェコの看視兵を殺して軍服を奪い、チェコ兵に化けた彼の先導で一行は国境へ近づいた。国境守備隊は白昼にサーカス団が国境突破を企てていようなど思いもよらず、サーカス団は兵隊たちの前で色々な芸を見せ、彼等の目を欺いた。機を見て一行は国境の橋梁を突破し、アメリカ占領地区になだれ込み、脱出は見事成功した。カレルは自由の国でサーカス興行を続けるよう命じて、ザマの胸で息をひきとった。

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作品データ

原題
Man on a Tightrope
製作年
1953年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス極東
初公開日
1953年11月18日
製作会社
20世紀フォックス映画


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