裸足の季節:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
裸足の季節
裸足の季節
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裸足の季節

2016年6月11日公開、97分
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アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督の長編デビュー作。両親を亡くし祖母の家で暮らしている5人姉妹。学校生活を謳歌していたある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられてしまう。オーディションで選ばれた姉妹役の5人は、三女エジェを演じたエリット・イシジャン以外は演技初体験の新人。

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ストーリー

イスタンブールから1000km離れた黒海沿岸の小さな村。10年前に両親を亡くした美しい5人姉妹、長女ソナイ(イライダ・アクドアン)、次女セルマ(トゥーバ・スングルオウル)、三女エジェ(エリット・イシジャン)、四女ヌル(ドア・ドゥウシル)、そして末っ子の13歳のラーレ(ギュネシ・シェンソイ)が、祖母(ニハル・コルダシュ)と叔父エロル(アイベルク・ペキジャン)のもとで暮らしている。ラーレの大好きなディレッキ先生がイスタンブールの学校へと異動になった日、姉妹たちは下校の途中、海で無邪気に男子生徒の肩にまたがり、騎馬戦をして遊んだ。帰宅すると、隣人から告げ口された祖母が怒りの形相で「男たちの首に下半身をこすりつけるなんて!」と、ソナイから順番に折檻していく。この日以来、姉妹たちは外出を禁じられ、派手な洋服やアクセサリー、化粧品、携帯電話、パソコンも没収される。文字通り“カゴの鳥”となった彼女たちは花嫁修業を命じられる。地味な色の服を着させられ、料理を習い、掃除をし、毎日のように訪ねてくる村の女たちが花嫁として必要なことを伝授していく。次々と見合い話がまとめられ、婚礼の日を迎える。浴びるように自棄酒を飲み干し、涙を流すセルマに、「結婚したくないなら逃げて」とラーレは話しかける。しかしセルマは、「どこへ逃げればいいの? イスタンブールは1000キロ先よ」と諦めたようにつぶやく。この夜が、姉妹が揃う最後の日となった。ラーレは祖母のへそくりから金を盗み、アリバイ工作のため自分の髪を切って人形に縫いつける。そして運命を切り開くための計画を強行する……。

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2016/3/24(木)更新

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作品データ

原題
Mustang
映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
フランス=トルコ=ドイツ
配給
ビターズ・エンド 提供:ビターズ・エンド、サードストリート
初公開日
2016年6月11日
上映時間
97分

[c]2015 CG CINEMA - VISTAMAR Filmproduktion - UHLANDFILM- Bam Film - KINOLOGY
[c]キネマ旬報社