岡田准一
四方篤
監督・降旗康男と撮影・木村大作という数々の名作を世に送り出してきた日本映画界きっての巨匠が、『憑神』以来9年ぶりにタッグを組んだ人間ドラマ。富山を舞台に殺人事件によって刑事、容疑者、被害者として25年ぶりに再会した幼なじみ3人が辿る壮絶な運命が描かれる。刑事の篤を岡田准一、容疑者の啓太を小栗旬、被害者の悟を柄本佑が演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
富山の漁港で殺人事件が起き、かつて親友だった3人が再会する。妻とすれ違いの生活を送る刑事の篤、幸せの絶頂にいたはずの容疑者の啓太、そして、会社と家族のために金策に奔走していた被害者の悟。3人は25年前、親に捨てられ、涼子が営む喫茶店に身を寄せ、常連客の光男とともに5人は家族のような関係だったが、とある事件を機に離れ離れになっていた。
四方篤
田所啓太
川端悟
四方美那子
田所真理
仁科涼子
山形光男
監督
撮影
撮影
脚本、原案
脚本、原案
音楽
製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
美術
録音
照明
装飾
助監督
助監督
編集
音響効果
記録
キャスティング
特機
衣裳
衣裳
ヘアメイク
企画協力
[c]2017映画「追憶」製作委員会 [c]キネマ旬報社
昭和の日本映画のような 少し古めかしい感じの作品でした。 幼なじみの3人の男が 刑事、容疑者、被害者になるといったシチュエーションは どうしてもクリント・イーストウッド監督作品の 「ミスティック・リバー」を思い出してしまいます。 もちろん内容は違うものなんですが 過去の事件・出来事に縛られる3人は そう感じざるを得ませんね。 すごく落ち着いた感じの作り方で 安心して作品を見届けられました。
降旗監督、北陸日本海富山、吉岡秀隆、重く暗くそれでいて温かい気持ちになれる日本の象徴的映画。大きなハズレはありえない。 演じる役者陣も、前述の吉岡秀隆、安藤さくら、岡田准一、長澤まさみ、リリィ、北見敏之、安田顕と流石の布陣。特に、安藤さくらは魅力的個性的な女優さん。長澤まさみもいい。小栗旬は、やっぱなあという感じ。 後半あっけないものの、いい映画。みんな重いものを背負って生きている。
【賛否両論チェック】 賛:運命のいたずらによって、悲劇の再会をした3人の男達と、彼らを取り巻く切ない家族の絆が、重厚な空気の中で描かれていくのが深い。 否:雰囲気はかなり静かで淡々としているので、興味を惹かれないと眠くなってしまいそう。 サスペンス色はありますが、どちらかというと人間ドラマがメインです。 幼き日の哀しい事件がきっかけとなり、二度と会わないと誓った3人が、25年の時を経て、殺人事件の刑事・被害者・容疑者として再会。そんな出来すぎともいえる運命のいたずらを通して、彼らそれぞれの周りにあった家族の絆を、儚くも淡々と描き出していくのが印象的です。 そこまで奇をてらった展開ではありませんが、重厚な人間ドラマの結末を、是非観てみて下さい。
今更だけど、見てきました。公開から日にちが経っているのに思いのほか観客が多く驚きました。 キャストに贅沢さを感じました。作品の質を落としてしまう人がいないって滅多にないことです。 派手さないですが、見ておいてよかったです。