抗い 記録作家・林えいだい:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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抗い 記録作家・林えいだい

抗い 記録作家・林えいだい

2017年2月11日公開、100分、ドキュメンタリー/社会派/ヒューマンドラマ
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福岡県筑豊を拠点に、戦争の悲劇や朝鮮人強制労働問題など抑圧された民衆の声を世に送り出してきた記録作家・林えいだいに迫るドキュメンタリー。抗がん剤による治療を続けながら各地の現場を訪ね、徹底した聞き取り調査のもと史実を追い求める姿を映し出す。監督は、RKB毎日放送で数々のドキュメンタリー作品を製作している西嶋真司。朗読を、「たそがれ清兵衛」「るろうに剣心」などにも出演したダンサーの田中泯が担当する。

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抗い 記録作家・林えいだい

予告編

2017/2/2(木)更新

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

福岡県筑豊の旧産炭地には、現在もアリラン峠と呼ばれる場所がある。そこはかつて日本に徴用された朝鮮人たちが炭鉱に向かう時に歩いた道であった。だがその名は地図には載っていない。福岡県筑豊を拠点に、朝鮮人強制労働や公害問題、戦争の悲劇などの取材に取り組んできた記録作家・林えいだいがそのアリラン峠を歩く……。1933年、福岡県に生まれた林は、大学中退後故郷に帰り、炭鉱夫を経て香原町役場に勤務。町史の編纂にあたる。その後、北九州市役所に勤めながら八幡製鉄の問題を取り上げたため、異動が繰り返され、37才の時に意を決して退職、フリーの記録作家となった。林が記録作家になった背景には、反戦思想を貫いた父親の存在がある。神主だった父親の寅治は、民族差別に耐えかねて炭鉱から脱走した朝鮮人鉱夫たちを自宅に匿った。しかし「国賊」「非国民」とされた寅治は、警察の拷問が原因で他界。その体験が林の取材活動の原点となっている。2014年8月9日、福岡市の雑木林を林が訪れる。69年前の8月9日、ここで一人の特攻隊員が日本軍に銃殺された。朝鮮半島の黄海道の出身の山本辰雄伍長(当時19歳)。彼には国の命運をかけた重爆特攻機“さくら弾機”に放火したという罪が着せられていた。林はこの青年が朝鮮人であるが故に無実の罪を着せられたのではないかと疑念を抱き、真相に迫ろうと放火事件の目撃者のもとを訪ねる。その徹底した取材の姿勢は、対象となる人物の重たかった口をも開き、やがて真実を浮かび上がらせていく……。現在の林は、私設図書館の「ありらん文庫」に愛犬の武蔵とともに暮らしている。そこには膨大な資料が積まれ、歴史に埋もれた事実をここで記録。だが重い癌と闘う林の指は、抗がん剤の副作用でペンを持てない。それでもセロテープでペンを指に巻き付けながら懸命に記録を残す。権力に棄てられた民、忘れられた民の姿を記録していくことが自分の使命であると林は語るのだった。

作品データ

製作年
2016年
製作国
日本
配給
グループ現代
上映時間
100分
製作会社
RKB毎日放送(制作:グループ現代/制作協力:東田シネマ)
ジャンル
ドキュメンタリー社会派ヒューマンドラマ

[c]キネマ旬報社

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