マンチェスター・バイ・ザ・シー|MOVIE WALKER PRESS
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マンチェスター・バイ・ザ・シー

2017年5月13日公開,137分
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ケイシー・アフレックが第89回アカデミー賞主演男優賞を受賞したほか、2冠に輝いた人間ドラマ。兄の死で思い出深き町に戻ってきた男が、甥の後見人を任され、新たな一歩を踏み出していくさまがつづられる。マット・デイモンがプロデューサーを、『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本家ケネス・ローナガンが監督・脚本を務める。

予告編・関連動画

マンチェスター・バイ・ザ・シー

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ボストンで便利屋をしているリーは兄のジョーが倒れたとの知らせを受け、故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーへ戻る。だが、兄は1時間前にすでに息を引き取っていて、ジョーの息子である甥パトリックに死を知らせようとする。兄の遺言でパトリックの後見人となったリーは、数々の思い出を残す町で新たな一歩を踏み出そうとする。

作品データ

原題
MANCHESTER BY THE SEA
映倫区分
G
製作年
2016年
製作国
アメリカ
配給
ビターズ・エンド=パルコ(ユニバーサル作品)
上映時間
137分

[c]2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved. [c]キネマ旬報社

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映画レビュー

4.5
  • rikoriko2255

    ryookie

    4.8
    2019/5/23

    2017年中の私的ベスト。 静と動の心象描写が秀逸な近年アメリカ映画には珍しい作品。

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  • rikoriko2255

    potewoods

    5.0
    2017/6/13

    この映画、やや長尺で、しかも演出は基本リアリズムで淡々としてる、にもかかわらず、不思議なおもしろさがずっとあって、ストーリーも暗くて重めなのに、ヘタな映画ならもっと疲れて飽きてしまいそうな内容であるにもかかわらず、どこかしら常にユーモアが感じられて、それが私はとても気に入った。 冒頭での病院のシーンを是非見て欲しい。明らかに気まずい空気を隠せない医者、その気まずい空気を読めないのか読んでも頓着しないのか、気まずい空気の元凶であるところの主人公リーの不機嫌オーラ、その両者に気を使って場の空気を取り繕おうとする友人。リーの兄が亡くなって「お悔やみ申し上げます」って言いつつの社交辞令的流れのやり取りとか、アメリカでもこんな感じがリアルなんだろうなあと興味深く見た。そしてとにかくリーが空気読まないのか、とことん周りの空気を気まずくさせてぶっきらぼうに突き進む様が、ちょっと笑えてくる。この辺のやり取りの面白さを味わえないとこの映画は退屈なんじゃないかと思う。「気まずさ」「居心地わるい場の空気」「ザンネンな人(たち)」この映画は、そういったものを静かに眺める視線にあり、程よい距離感があって、そこにはユーモアと愛がある。 後々考えて感心するのだが、このように「気まずい空気」を描き出すことで、それに対してある人物がどのように反応するかーそのわずかな受け答えとニュアンスだけで ( ちょっとの脇役でさえも)、その人の本性に近い人となりが豊かに立ち現れてくるように感じられる。どんなに雄弁で、取って付けたような説明をしても、人物の「奥行き」というのはなかなか得られないものだが、この映画はほんのわずかな手さばきでそれをやってのけている。そこが素晴らしい。思えば「気まずさ」とは、まさに「人間らしさ」ではないか。 宣伝ではまた例によって「感動の涙」とか「心の傷」とか「喪失感とカタルシス」とかそういった文脈の言葉でまぶされがちだが、私はどちらかというと、そんな感傷的な映画ではないと見る。これは「ザンネンな男」の「ザンネンな人生」の話だ。元妻ランディとのやり取りにしたって、結局ランディは勝手だし、リーはザンネンな男なのだと思う。 「ザンネンな人生」を、不服はもちろん有りつつ、ジタバタしても逃げられるモノじゃないから、観念して受け入れて生きていく、という決してカッコ良くない「しぶとさ」のほうにリアルな生きる力が光って見える。だからこそ、リーとパトリックが木立の坂道をぷらぷら歩いて登る何でもないシーンが妙に心に残り、何だか勇気さえ湧いてくる。溶けかけのアイスクリームの残りが、大切な日々と重なって見える。そんな人生。 ともかく噛みしめるほどにこの映画は良く出来ている。ケイシーアフレックの演技も素晴らしい。ともすれば『ララランド』ブームの陰になって見過ごされてしまいがちだった、という風なザンネンな扱いさえも、皮肉にも、この「ザンネンな」映画に似つかわしいくらいだ。ただし、この映画を見逃すことは、それは本当に残念なこと。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    4.0
    2017/6/4

    タイトルにあるように、海に沿った穏やかな地元人の街。雰囲気が良い。 それを知ってか、キャスト&スタッフの愛着感が映像としてたくさん映る。 映画はそれに反して自分の罪に悩まされ、逃げてしまうリー。時が癒すにはあまりにも大きなものを失った。ランディとリーの対話。ランディのむせかえるような後悔の言葉。心の整理ができず、それに対応できぬリー。 人の話を最後まできかず、ランディのズドンと打つ言葉に反応できないが何とか言葉を発したいリー。 自然の会話ってこんなもんだ。 相手の言葉を被せていくものだ。この数分間のシーンは間違いなく名シーン。 甥っ子パトリックは本当に今どきの子。父子で生きてきた割には打ちひしがれるより現状を維持。友人も恋人も多いからか。 しかし何かの拍子にタガが外れる。これも当然。 パトリックにリーがなぜここにいられないのかを明かすことに彼は一生罪を背負うのだなと悲しい忠誠をみた。 ただ兄と弟、父と子、叔父と甥、どの関係も仲が良くて救われる。 K.アフレックのオスカーは間違いなかった!成長したなぁ。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    4.0
    2017/5/27

    時間が薬になって、辛いことで傷ついた心が癒される。その時間薬が効いたかもしれない妻と時間を費やすだけではまったく癒されなかった夫。 どちらもしんどいだろう。 孤独な方が乗り越えるのに時間がかかるのだろうか?

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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    3.0
    2017/5/27

     昨年の映画賞レースで特に主演男優賞と脚本賞が「素晴らしい」と話題だった「マンチャスター・バイ・ザ・シー」がやっと日本公開となりました。  評判どおり主演のケイシー・アフレックは良かったです。また、ストーリー展開も、上手に回想シーンを使って、主人公のリーが何を考えていて、何を想っているかが本人のように伝わってきました。  冒頭、マンチェスターの海で楽しそうに釣りを楽しむ主人公リーとその兄ジョー、そして甥っ子のパトリック。とても幸せそうな日常からボストン郊外で不愛想に働くリーの姿に移って物語は始まるのですが、まるで「別人」の主人公に「きっと何か大変なことが起こったに違いない」と誰もが思うはず。ところが、その何かがあまりにも残酷すぎて、私にはキツ過ぎました。  今後の甥っ子との生活に微かな光が見えるのですが、乗り越えられるはずもなく・・・

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  • rikoriko2255

    4.0
    2017/5/15

    孤独で無愛想なリーを演じるCasey Affleckの演技は痛々しくて素晴らしい。 尖っているのに、甥っ子を見捨てず寄り添って居る事が何故?と思えたのですが、元々そう言う心優しい叔父なんですよね。 事情聴取の後の行動が痛々しくてでも凄く共感できて悲しかった。 許されたい訳じゃないのよね。罰して罵ってくれた方がまだ救われたわよね‥ そして、新しい人生を送っているランディの後悔がリアル。 凄く良い脚本だなぁ‥と思います。 美しい海辺の町の景色も魅力的で、引き込まれます。 ただ、音楽の使い方が私には合わなかった。 そこはもっと控えるか、むしろ無音でも・・と思ったり。 もしくはヴァイオリンかピアノのソロでも・・ 心をせわしなく掻き立てる為の手法と言うより、陶酔するのを邪魔されているように感じました。音楽自体が悪い訳じゃなくて、画像と音がずれた状態で見せられているような煩わしさ。 コレは個人的な感覚かもしれません。映画自体は素晴らしかったです。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    tom

    5.0
    2017/5/13

    主人公リー役のケイシー・アフレックの 心の内に何かを仕舞い込んだ抑揚のない表情でありながら、 心の抑揚を醸し出す素晴らしい演技に引き込まれてしまいました。 海沿いの町であるマンチェスター・バイ・ザ・シーの 寂しげでモノトーンのような映像に 心を閉ざしたリーの姿がさらに寂しげに映し出されていました。 リーが自分の過去を見つめ直し、再生していく様が 甥のパトリックや周囲の人達との繋がりから 少しずつ見られるようになりますが でも、そんなに簡単に過去を乗り越えられることはできません。 映画ではない本当の人生っておそらくそうなんだろうなって 思ってしまいました。 心に浸みるような演技と脚本だったので アカデミー賞の受賞は大納得です。

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