タロン・エガートン
Gary 'Eggsy' Unwin
『キック・アス』の気鋭マシュー・ボーン監督による痛快スパイ・アクションの続編。世界的麻薬組織にアジトを破壊されたスパイ機関、キングスマンのエージェントが、アメリカ人スパイの協力を得て、巨悪に立ち向かっていく姿を描く。先端からナイフが飛び出る靴やライター型手榴弾など、スパイ映画ならではガジェットも多数登場する。
※結末の記載を含むものもあります。
世界最強のスパイ機関、キングスマンのアジトが何者かの攻撃で壊滅。それは超サイコなボス、ポピーが率いる世界的麻薬組織、ゴールデン・サークルによるものだった。残されたエグジーとメカ担当のマーリンは、アメリカの同盟スパイ組織、ステイツマンと合流し、世界中の麻薬使用者を人質にするポピーの恐ろしい陰謀を阻止しようとする。
Gary 'Eggsy' Unwin
Harry Hart
Poppy
Merlin
Agent Tequila
Agent Champagne
Ginger
監督、脚本、プロデューサー
脚本
原作、エグゼクティブプロデューサー
原作、エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
音楽
音楽
撮影
プロダクション・デザイン
編集
プロデューサー
[c]2017 Twentieth Century Fox Film Corporation [c]キネマ旬報社
第1話とは打って変わって、なんとも平凡な、どこにでもあるC級アクション映画に転落してしまったね、というのが、最初から最後まで一貫して変わらない感想でした。
映画が始まって最初はカーチェイス。
まるでお約束通りです。
これがいきなりCGの乱用で、まったく興奮も感動も覚えません。
なんとか主人公は切り抜けますが、以下すべて、誰でも思いつくストーリー。
麻薬王が解毒剤を合衆国大統領に売りつけようとするって、これは何の再放送なんでしょうかというぐらいに既視感にあふれています。
前作は、CGをなるべく目立たなくさせて脚本と演技の力で客を興奮させてくれたものですが、今回のは、なんていうか、成功したので予算がついて、迫力を出そうとして、結果、失敗クソ映画になったというしかないもので、心からガッカリしました。
映画のエンディングで逮捕された人間こそが、実は正しくて、その逮捕された人間を追放する「正義の味方」こそ、自分の保身のために正義を演じているだけだという真相は、もしかして製作側も気がついていない、たくまざる皮肉なのかも知れませんけどねぇ。
いやはや。残念でした。
※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。
諜報機関キングマン本部が突然ミサイル攻撃を受け壊滅、
諜報員イグジーは麻薬組織ゴールデン・サークルを追うアクション映画。
マシューヴォーン監督の前作「キングスマン」、
はたまた「キック・アス」にも通じることで
ちょっとしたチープさ・B級映画感を逆手にとった
フレッシュなアクションが見どころだと思うのだが
本作は明らかに予算が上がってる分どうにも
アクションにキレが薄くなってる。
前作のバー、教会、威風堂々、数々の新鮮に感じたシーンが
本作にはない。
しかも脚本が大事なタイプの映画ではないにしても
さすがに本作はガッタガタ。
ブラックすぎるユーモア感は好きだし
前作に出たあの人がいきなり吹っ飛ばされる展開は嫌いじゃないが
筋が通ってないところが多過ぎてさすがに頭を抱える。
特に「コリン・ファースがなぜ見抜けたか」は
絶対に根拠を提示しなきゃダメだったと思う。