突進大飛行船:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
突進大飛行船
突進大飛行船
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突進大飛行船

1933年公開
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「十三日の殺人」「海底二千尺」のロイ・ウィリアム・ニールが監督した映画で、「アリゾナ(1931)」の監督者ジョージ・B・サイツが原作し、「轟く凱歌」のアルバート・デモンドが脚色にあたった。撮影は「地獄に笑う者」のジョン・ステューマーの担当。主演は「キング・コング(1933)」「暗夜行路」のロバート・アームストロング、「新世紀」「鉄血士官校」のリチャード・クロムウェル、「幸運の悪魔」「熱血撮影隊」のドロシー・ウィルソンで、エドモンド・ブリーズ、ジェネヴァ・ミッチェル、ドロシー・レヴィア、ベシー・バリスケール等が助演している。

ストーリー

ディック・ロビンソンはグローブ・ニュース・リール会社のピカ1撮影技師スクープ・アダムスの助手である。スクープはアメリカ1のニュース撮影技師を以て自任しているが、彼が自慢する特ダネはディックの冒険撮影に負うものであった。ディックハスクープを崇拝し、彼に推薦してもらうのを目的に危険極まる仕事をも辞さなかった。ある日ディックはグローブ社の事務所で新顔の速記者コニーに会い、2人の間には恋が芽生えた。ところがある晩トニーの酒場にディックと連れだって行ったコニーは、ディックがスクープに使いに遣られた後で、スクープに騙されて郊外へドライブに行き、彼の意に従わなかったので置きざりにされた。ディックはコニーがスクープにすべてを許したと誤解してしまう。翌日駆逐艦にのって海軍大演習を撮影に行き、ディックは潜水艦が衝突した現場を撮った。ところがそのフィルムは前日スクープが悪戯に撮影したままのやつだったので、せっかくの特ダネが不首尾で彼は首になってしまう。スクープは飛行船サヴァンナの北極探検の時には連れていくと良い加減にごまかした。飛行船には新しい助手を連れてのったスクープは空中撮影用レンズを忘れて、搭載飛行機を飛ばして助手に取りにやった。スクープの仕打ちに憤慨したディックは自分がレンズを携えてサヴァンナに乗り込んだ。サヴァンナの北極飛行は成功したが帰途大暴風に遭って難破に瀕する。ディックはスクープを励まして、難航に命懸けで働く乗組員の奮闘を撮影した。飛行船は遂に破壊し墜落したが、ディックとスクープはフィルムと共に奇跡的に助けられた。本社ではスクープの狡猾手段を知り、彼を馘首してディックを取り立てた。ディックはコニーとの誤解もとけ幸福な人生へスタートした。

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作品データ

原題
Above the Clouds
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社