盗賊王子:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
盗賊王子
盗賊王子
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盗賊王子

1953年4月16日公開
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「砂漠の鷹」のレオナード・ゴールドスティンが製作し、「都会の牙」のルドルフ・マテが監督にあたったテクニカラー1950年作品で、セオドア・ドライザー「陽のあたる場所」原作の映画化。脚色は「砂漠の鷹」のジェラルド・ドレイソン・アダムスと「すべての旗に背いて」のイーニアス・マッケンジーの共同。「怒りの河」のアーヴィング・グラスバーグが撮影を、「すべての旗に背いて」のハンス・J・サルターが音楽を担当する。主演はこの映画でコンビを組んだ新進トニー・カーティス「ウィンチェスター銃'73」とパイパー・ローリーで、エヴェレット・スローン「南海の劫火(1951)」ジェフ・コーリー「バグダット」、ペギー・キャッスル「成吉思汗」らが助演。

ストーリー

タンジールの盗賊ユセフ(エヴェレット・スローン)は王位を狙うムスタファ摂政に幼い王子フセインを暗殺するよう頼まれたが、幼児を殺す気になれず家に連れて帰った。王子はジュルナと名づけられ、腕にある王家の紋章の入墨を腕環で隠し、ユセフの子として育てられた。18年後、立派に成長したジュルナは腕ききの盗賊となり、城の宝庫に忍び込もうとしたが窓の鉄棒がせまくて入れず、帰途、ムスタファの娘ヤスミン姫(ペギー・キャッスル)を垣間見て、一目で惹きつけられた。姫はバーバリイの君主ヘジァと婚約し、結納にファティマの大真珠を贈られたが、その真珠を小娘の盗賊ティナ(パイパー・ローリー)に盗まれてしまった。ヘジァは1ケ月以内に真珠を見つけなければ軍隊を差しむけると脅し、ムスタファはユセフを呼び出して真珠を探すよう命じた。ジュルナの計略でティナはおびきよせられ、真珠はムスタファの手に入った。ムスタファは王室に真珠を返したが、またもティナがそれを盗みとっていた。ジュルナはヤスミン姫に真珠を見つけ出すように頼まれた。ティナはジュルナやユセフとともに宝庫荒らしなどをするうち、すっかりジュルナに惚れ込んでしまったが、彼はティナを問題にしなかった。やがて王室では真珠を持参したものには姫を与えるという布告を出した。ティナはジュルナに、この布告は罠だと忠告したが、ジュルナは腕の入墨を見せて自分の身分を教えた。ティナは彼をあきらめ真珠を渡した。ジュルナは真珠を持って王宮へ行き、ティナも彼の身を案じて忍び込んだ。果してジュルナは衛兵に囲まれ、ここに衛兵対盗賊たちの大乱闘が展開したが、ティナが兵隊にジュルナこそ真の王子だと教えたので、逆にムスタファは追放され、ヤスミン姫はヘジァの元に送られた。王位に就いたジュルナはティナを王妃に迎えた。

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作品データ

原題
The Prince Who Was a Thief
製作年
1950年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル日本支社
初公開日
1953年4月16日
製作会社
ユニヴァーサル映画


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