ひかりのたび
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ひかりのたび

2017年9月16日公開、91分、社会派
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伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2015中編の部グランプリ受賞作の映画化。とある地方都市で冷酷非情なやり方で成り上がった不動産ブローカーの植田には、高校三年生の娘・奈々がいた。奈々はこの町に愛着を持ち、卒業後も住み続けたいと思っていたが……。出演は、「キスは命がけ!」の志田彩良、「ソロモンの偽証」の高川裕也。監督・脚本は、本作が商業映画初監督となる澤田サンダー。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017長編コンペティション部門正式招待作品。

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ストーリー

四年前にとある地方都市にやってきた植田(高川裕也)は不動産の仕事をしているが、訳ありの土地に値段をつけて外国人に売っているという噂があった。最近は、ダムのそばの医療センターの外国人雇用問題にも関わっているらしい。地元に愛着がなく土地を荒らすようなことをする植田を、元町長の三好(浜田晃)は快く思っていない。植田が妻と離婚後、男手一つで育てた高校三年生の娘・奈々(志田彩良)が下校のため学校の駐輪場に向かうと、自転車が何者かによって壊されていた。ファミレスでのバイトの時間が迫り、困っていた奈々を、見かねた同級生の公介(萩原利久)が送ってくれる。道中、公介は、自転車を壊したのは奈々の父親の仕事関係で恨みを持つ人だと言う。幼いころから父の都合で転勤が続いた奈々は、最も長く住み、慣れ親しんだこの町で仕事に就きたいと希望していた。植田は、以前町に住んでいた道子(山田真歩)と駅前で落ち合う。道子は三年前に幼い息子を失い、住んでいた土地を植田に売っていた。道子は三好や幼なじみの優子(瑛蓮)に会うために一時的に帰ってきたのだ。優子は両親の死後、しつこく自宅の売却を迫る植田を毛嫌いしている。ファミレスで働く奈々を植田が車で迎えに来る。車内で進路について意見がぶつかる二人。植田は娘には地元を離れて東京に行ってほしいと思っている。金の心配はいらないと告げるが、町で暮らし続けたいという奈々の気持ちは変わらない。ブローカーとして自分が荒らした土地に残る娘のために、植田は三年前のある夜の事故について打ち明ける……。

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作品データ

製作年
2017年
製作国
日本
配給
マグネタイズ(配給協力:太秦)
初公開日
2017年9月16日
上映時間
91分
製作会社
テンカラット=HIR=マグネタイズ(製作プロダクション:マグネタイズ)
ジャンル
社会派

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[c]キネマ旬報社