ダーシィ・マルタ
Alice
アメリカの自主製作映画界で注目されるグレッグ・アラキ監督が、パンク・ムーヴメントが過ぎ去った後の、若者たちの空虚な心情を描いた長編第1作。アラキ監督が脚本、撮影、編集を全て一人で担当。1987年ロカルノ映画祭ブロンズ賞受賞。
ロスアンジェルス。夜。ビデオ・アーティストのアリーシャ(ダーシィ・マルタ)と彼女のボーイフレンド、クレイグ(ジョン・ラック)、そして2人の親友で、ゲイのアーティスト、デイヴィッド(マーク・ホーウェル)の3人は孤独感と精神的な葛藤を抱え、互いに愛情を求めながら、混乱し、傷つけ合ってしまう。3人は饒舌に自分の心情を告白するが、その言葉はまるで自分自身に向かって語られ続けるように、行き場を見失ってしまうのだった。
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