トム・ソーヤーの冒険(1973):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
トム・ソーヤーの冒険(1973)
トム・ソーヤーの冒険(1973)
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トム・ソーヤーの冒険(1973)

1973年8月4日公開
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児童文学の雄として、「オリバー・トゥイスト」と並び賞せられるマーク・トウェインの同名小説の映画化。製作はアーサー・P・ジェイコブス、監督は「5人の軍隊」のドン・テイラー、脚本は作詞・作曲も担当しているロバート・B、リチャード・Mのシャーマン兄弟。撮影はフランク・スタンレー、音楽はジョン・ウィリアムズ、編集はマリオン・ロスマンが各々担当。出演はジョニー・ホイッテカー、ジェフ・イースト、ジョディ・フォスター、ウォーレン・オーツ、セレステ・ホルム、ルシル・ベンソン、ヘンリー・ジョーンズ、ノア・キーン、ダブ・テイラー、リチャード・イースダムなど。

ストーリー

ここはミズーリ州のハンニバル。春のそよ風がミシシッピー河を渡ってくる。12才の冒険家トム・ソーヤー(ジョニー・ホイッテカー)は、15才の孤児ハックルベリー・フィン(ジェフ・イースト)と共に気ままで自由な毎日を送っていた。ハックは1度も学校にはいかなかったが頭のいい少年で、彼は1人暮らしが気に入り、型にはまらない野人であり独立した人間だ。ハック同様、トムにも両親がなかった。ポリーおばさん(セレステ・ホルム)、いとこのシドニー、メリー達に可愛がられていた。ある日、家の近くに可愛らしい12歳の少女が引っ越してきた。サッチャー判事(ノア・キーン)の娘ベッキー(ジョディ・フォスター)だ。女の子なんか気にとめた事がなかったトムが、ベッキーに会うと胸がドキドキするのはどういう訳だろう。村1番の飲んべえのホスじいさんが死んだ。2番目の飲んべえで哲学者のマフ・ポッター(ウォーレン・オーツ)は、人の運命なんて決まってるんだ、と動じない。その夜、ハックとトムは、未亡人のダグラスおばさん(ルシル・ベンソン)の死んだ猫を、ホスじいさんの墓に埋めようと薄気味悪い墓地へでかけた。そこで2人は見てはならない光景を見てしまった。月明かりの中で、医者兼葬儀屋のロビンソン先生(リチャード・イースダム)が、ぐてんぐてんに酔っぱらっているマフと混血インディアンのインジャン・ジョーに、ホスじいさんの墓を掘り起こさせていたのだ。先生は解剖用に使うため、2人に10ドルずつ払ったらしい。ところがジョーは先生をナイフで刺し、それを酔いつぶれているマフに握らせた。2にんは恐ろしくなり、絶対に黙っていようと誓い合った。翌朝、マフは殺人罪で逮捕された。やがて裁判が始まり、ジョーが証言台に立って“マフが憎しみを込めて医者を刺すのを見た”と証言した。その時、トムはもう我慢できなくなって、目撃した事実をぶちまけた。ジョーはいきなりトムにナイフで襲いかかり、逃亡した。トムとハックはジョーの仕返しが恐かったのでハックのいかだで近くの島へいこうと決意した。ところがその途中、暗闇の中で、いかだは蒸気船にぶつけられた。2人はどうにか島に泳ぎついたが、町の人々は溺れてしまったと思い込んだ。人々の悲嘆をよそに、トムとハックは泳いだり、釣りをしたり、亀の卵を料理したりして生活を楽しんだが、2日のたたないうちに、トムはポリーおばさんが心配しているだろうと気が気でなくなった。岸に打ち上げられているいかだを見つけ、2人はハンニバルに帰る事にした。その頃、町では2人のための葬式をやっていたが、2人の姿を見た人々は大喜び、ポリーおばさんはトムの無事を神に感謝した。ダグラスおばさんはハックを家に引っ張って帰り、面倒を見てやることにしたが、当のハックは迷惑そうな顔だった。7月4日は独立記念日。町の人々はこぞってピクニックを楽しんだ。夕方、トムはベッキーを連れてマクドゥーガルの洞窟を探検した。すると突然、ジョーが現われた。トムとベッキーは穴から穴へと夢中で逃げ回った。一方、森では2人の姿が見えないので大騒ぎ。マフ、サッチャー判事、ハック、クレーメンス巡査が洞窟にやってきた。マフはたいまつをジョーに投げつけた。彼は足をふみはずして深い岩の割れ目に落ちていった。ハックはダグラスおばさんの教化のもとにいささか意気消沈していた。トムは“男というものはいつか責任を持たなくちゃならないのだ。釣りや水泳や海賊ごっこが全てじゃないんだ”と忠告した。サッチャー判事はベッキーとトムを連れて2週間、セントルイスに旅行した。トムの夢だった河蒸気船に乗って。

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作品データ

原題
Tom Sawyer
製作年
1973年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト映画
初公開日
1973年8月4日
製作会社
リーダーズ・ダイジェスト=ユナイト映画作品


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