トレイダー・ホーン(1973):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
トレイダー・ホーン(1973)
トレイダー・ホーン(1973)
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トレイダー・ホーン(1973)

1973年9月4日公開
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不気味なペンダントの秘密を求めてアフリカ奥地に分け入る探検隊の冒険を描く。原題のトレイダーは、蛮地で原住民と物々交換をする、いわゆる交易商人の事、ホーンは主人公の名前を現わしている。なお1931年、ウィリアム・S・バン・ダイク監督、ハリー・ケラー主演で映画化されている。製作はルイス・J・ラクミル、監督はテレビ出身のレザ・S・バディイ。エドワード・ハーパーの原作をウィリアム・ノートンとハーパー自身が共同脚色。撮影はロナルド・W・ブラウン、音楽はシェリー・マン、編集はジョージ・フォルシー・ジュニアが各々担当。出演はロッド・テイラー、アン・ヘイウッド、ジャン・ソレル、ドン・ナイト、エド・バーナード、スタック・ピアース、エリック・ホランドなど。

ストーリー

第1次世界大戦の真っ最中、アフリカ原住民との交易にかけてはベテランのアルバート・ホーン(ロッド・テイラー)が、久しぶりにイギリス領内の本拠地に帰ってくると、イギリス軍のシンクレアー大佐(ドン・ナイト)が待ち構えていて、敵国ドイツ領内での取引は反逆行為だと非難し、敵領内に英軍の案内するよう要求した。ホーンはこれを拒否したために逮捕されそうになったが、忠実な従者アパキ(エド・バーナード)の機転で脱出し、再びアフリカへと向かった。そこで同業者のエミール・デュモン(ジャン・ソレル)と会ったホーンは、パリからきたばかりだという美しいニコル(アン・ヘイウッド)に紹介された。彼女は奇妙な蛇のデザインがあるプラチナのペンダントを持っていた。ホーンは、このプラチナの鉱山を探す一行のガイドを頼まれ、後を追ってきたシンクレアー大佐率いる英軍の攻撃によってエミールが傷ついたため、仕方なく同行する事にした。密林をくぐり、草原や湿地を横切り、昼も夜も猛獣の危険にさらされ、さらにイギリス兵の追跡やドイツ軍のパトロール隊の眼を逃れなければならない旅は、初めてのニコルにとってきつかった。やがてウンボパと名乗るノッポのワッシ人が一行に加わった。ウンボパの案内でやっと死の砂漠を乗り切った一行は、ワッシの里に入った。3人のワッシ人が彼らを迎えたが、ウンボパの体いっぱいに描かれた蛇の入れ墨を見て驚きの眼を見張った。ウンボパこそ彼らの正当の王だったからだ。しかも、その入れ墨はニコルのペンダントと同種のデザインだった。プラチナ鉱山はこの里にあったのだ。ドイツ軍はいち早くそれを探し当て、ワッシの原住民を駆り立てて採掘していた。ホーンはウンボパと協力してドイツ軍に決戦を挑んだ。そしてウンボパの希望通り鉱山閉鎖に成功したが、エミールは身を持って坑道爆破を敢行し、その犠牲となった。ホーンも傷ついたが救出された。やがてホーンとニコルは、ウンボパの戦士に護られて帰途についた。そこへシンクレアー大佐らが到着したが、すでにドイツ兵掃討の目的が達せられている事を知り、何もいわずに黙ってそのまま引き返し、ワッシの里も静けさを取り戻した。

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作品データ

原題
Trader Horn
製作年
1973年
製作国
アメリカ
配給
メトロ映画
初公開日
1973年9月4日
製作会社
MGM映画作品


[c]キネマ旬報社