
ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-
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みたい18
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評価・レビュー2.9
『メアリと魔女の花』を手がけたスタジオポノックによる3本の短編からなるオムニバス形式のアニメーション。米林宏昌によるカニの兄弟の冒険物語『カニーニとカニーノ』、高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行による母と少年の人間ドラマ『サムライエッグ』、アニメーター出身の山下明彦によるアクション『透明人間』の3本。
ストーリー
※結末の記載を含むものもあります。
虹色のトンボが舞う川底で、巨大な魚たちから隠れてひっそりと暮らすサワガニの家族。ところがある日、大嵐に襲われ、父親のトトは巨大な泡の塊にのまれ、濁流に流されてしまう。兄のカニーニは甘えん坊の弟カニーノと共に父親を捜すため、生まれて初めての冒険の旅へ繰り出す。(『カニーニとカニーノ』)
作品データ
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2018年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
- 上映時間
- 54分
[c]2018 STUDIO PONOC [c]キネマ旬報社
映画レビュー
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ローズ
32018/9/21ジブリ出身監督たちが立ち上げたスタジオポノックの短編3本立て。アニメーション、ストーリー、ほのぼのとした心、それぞれに光るところがあるが、これがひとつだったらというのが惜しい部分。まだまだこれからかな。
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コージィ
32018/8/26いまどき、ちゃんと「子ども向き」作品が観られるとは。
(小学生高学年の子は飽きていて、低学年の子は食い入るように見てたあたりで、ターゲットユーザーについては察していただければ)
「動き」が素晴らしく、画面を見ていて気持ちいい。
短編ゆえに、過度なセリフが入る余地がなく、全てを演技で見せているのが潔い。
ピクサーの冒頭ショートストーリー、セリフあり、ってテイストを日本風にまとめた、と言えばよいか?
特に米村宏昌監督作品『カニーニとカニーノ』の表現が光る。カニの兄妹の表情、水の表現、水棲生物たちの動きや顔つき…
米村監督は、長編になると「宮崎・高畑の真似っこ」感が増すし、セリフだよりになりがちだから、その辺の解消には短編っていい手段だったように感じました。
あと、『透明人間』、センスがおしゃれで気持ちいいフィルムでした。続きを読む閉じる
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