ドラモンド大尉:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ドラモンド大尉
ドラモンド大尉
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ドラモンド大尉

1928年公開
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「大学行進曲」と同じくヘクター・ターンブル氏製作、ロッド・ラ・ロック氏主演、そしてエドワード・エッチ・グリフィス氏の監督した映画である。原作を物したのはレオナード・プラスキンス氏で、アデレード・ヒールブロン女史が脚色した。ラ・ロック氏の対手役は「春爛漫」「青春万歳(1928)」のスウ・キャロール嬢であるが、そのほか「テムペスト(1928)」のウルリッヒ・ハウプト氏、ヴィクター・ポーテル氏、リチャード・タッカー氏、等も出演している。

ストーリー

ヒュー・ドラモンド大尉は1917年の頃仏国ラファイエット・エスカドリールに居た有名なアメリカ飛行勇士であった。大戦中ドイツの飛行家フォン・スタールを射落したが彼を助け出してやった。その御礼にスタールはドラモンド大尉に自分の署名入りの拳銃を与え、彼を捕えようとしていたドイツ軍から逃れさせた。戦争が終って、ドラモンド大尉は召使ジャンとニューヨークに帰ったが彼は何も彼もなくしてしまっていたので、彼が国のために戦った報酬を得るため悪事を働くことになった。ある日金持フィル・プールとキャバレエの踊子スウ・アーノルドの乗っている自動車を襲った。プールはスウに夢中になっていたがスウは彼を嫌っていた。で、スウはドラモンドのホールド・アップを利して車から抜け出た。ドラモンドは分捕品を投り出してスウと一緒に逃げた。スウが家賃がたまっていて家に帰れないというのでドラモンドは彼女に己が部屋を充てがった。金に窮したドラモンドは拳銃を今は窃盗団長となっているフォン・スタールが構えている質屋へ入れた。スタールはドラモンドを見知っていたので質屋に200ドル貸すように命じた。スウはドラモンドを追剥だと思い、彼に真直な道を歩ませようと決心した。ドラモンドはキャバレエでやるルシアンダンスのスウのパートナーになった。プールがやって来てスウに首飾りを与えた。ドラモンドはスウにもしプールと結婚すれば俺は泥棒になってしまうと言った。ドラモンドの居ない時彼によく似た男を頭とする一団の覆面した盗賊がキャバレエを襲った。ドラモンドは舞台からそれを見てその首領を追跡し、穴蔵まで追込んで彼を捕縛した。処がその盗賊が恩人フォン・スタールであったので驚いて自分の車に乗せて警官の追手を逃がれさせてやった。スタールを匿まっているドラモンドの処へスウがプールから見離されて来た時、スタールは自分がドラモンドの風をして盗賊に入ったことを白状した。スウは喜んでドラモンドの胸に抱かれた。二人の愛はここに結ばれた。

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作品データ

原題
Captain Swagger
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
パテ映画


[c]キネマ旬報社