シルヴェスター・スタローン
Rocky Balboa
シルヴェスター・スタローン主演の人気作『ロッキー』シリーズのスピンオフ作の続編。トレーナーとして、ライバルで親友だったアポロの息子アドニスを見事チャンピオンに導いたロッキー。だが、2人にとって因縁の相手であるロシア人ボクサー、ドラゴとその息子ヴィクターが現れる。『ロッキー4 炎の友情』でドラゴを演じたドルフ・ラングレンが同役で再登場する。
※結末の記載を含むものもあります。
伝説のボクサー、ロッキーのサポートで世界チャンピオンとなったアドニス。そんな彼の前にウクライナから最強の挑戦者ヴィクターが現れる。彼はかつてアドニスの父アポロを死に至らしめたロシアの王者イワン・ドラゴの息子だった。因縁深きヴィクターとの一戦にロッキーが断固反対したことから、アドニスは袂を分かってしまう。
Rocky Balboa
Adonis Johnson
Bianca
Tony 'Little Duke' Burton
Mary Anne Creed
Viktor Drago
Ludmilla Drago
Ivan Drago
監督
製作、ストーリー、脚本
製作
製作
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
脚本
撮影
美術
衣装
編集
編集
編集
音楽
音楽監修
音楽監修
[c]2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. [c]キネマ旬報社
エンドロール後の映像:なし
☆☆☆☆☆5:観ましょう。
☆☆☆☆★4:観ても眠くならない。
☆☆☆★★3:ありふれている
☆☆★★★2:B級映画落ち
☆★★★★1:金返せ
ロッキーシリーズをほとんど観たことが無いのですが、
そんな自分でも熱くなれました。
クリードとは背負うモノが違うというドラゴ。
紛争があったウクライナでのし上がってきたという
生い立ちから考えても、苦労続きだったことが
目に浮かびます。
そんな中で復讐の炎を燃やしてクリードに
喰いかかっているのだと思うと負けるわけには
いかないのだという前向きな信念が深く伝わってきます。
これほど難しいことは抜きにして
シンプルに熱くなれるのは良作の証拠。
カメラワークや撮影技術からの観点でも
かなり素晴らしかったです。
【賛否両論チェック】
賛:守るものを見つけた主人公が、再び強敵へと立ち向かっていく姿が、感動を呼ぶ。試合のシーンは圧巻の一言。
否:予備知識は必須。試合のシーン以外が思いのほか淡々と進むので、思わず眠くなってしまいそう。展開も予定調和感が否めない。
特に前作までの説明をしてくれる訳ではないので、「ロッキー」シリーズや「クリード チャンプを継ぐ男」の復習はしておいた方がよさそうです。
復讐に燃える最強の敵を前に、1度は戦う意義を見失ってしまった主人公が、周りの人々との絆を通して、不屈の精神で再び立ち上がっていく姿が、観ていて熱い感動を誘います。守るべきものを見つけた人間はこれほど強くなれるのかと、改めて驚かされるようです。
特にラスト30分の激闘は必見です。ストーリーそのものは予定調和感がありますが、古き良き時代の流れを汲む熱血ドラマを、是非体感してみて下さい。