岬の兄妹|MOVIE WALKER PRESS
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岬の兄妹

2019年3月1日公開,89分
R15+
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生活のため犯罪に手を出す障碍を持つ兄妹を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国内コンペティション長編部門優秀作品賞・観客賞をW受賞した人間ドラマ。仕事を干され生活が困窮する中、兄は罪悪感を抱きながら自閉症の妹への売春斡旋を始める。「はなちゃんのみそ汁」など数々の作品で助監督を務めてきた片山慎三が、家族の本質に切り込んでいく。足に障碍を持つ兄・良夫を「ローリング」の松浦祐也が、自閉症の妹・真理子を「菊とギロチン」の和田光沙が、産婦人科医を多くの日活ロマンポルノ作品に出演した風祭ゆきが演じる。

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予告編・関連動画

岬の兄妹

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある港町で暮らす良夫と自閉症の妹・真理子。良夫は仕事を干され生活が困窮。そんな中、真理子が町の男と寝て金銭を受け取っていることを知る。罪悪感を持ちつつ、良夫は生活のために真理子への売春の斡旋を開始。それまで理解しようのなかった真理子の本当の感情に直面し、戸惑う日々。やがて、妹の心と体に変化が起こりはじめる。

作品データ

映倫区分
R15+
製作年
2018年
製作国
日本
配給
プレシディオ(配給協力:イオンエンターテイメント=デジタルSKIPステーション)
上映時間
89分

[c]SHINZO KATAYAMA [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ryookie

    4.6
    2019/5/22

    まだまだ出るぞーっ !!

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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2019/4/10

     先日、偶然にもやはり世間から疎外された男と脳に障害がある女性との純愛を描いた韓国映画の傑作「オアシス」(2002年)のデジタルリマスター版を観たばかりで、「こんなに傑作は今の日本じゃ作れないよなあ」と思っていたところだったのですが、なんと!作れてました!!!

     兄妹の説明は一切なく、一人見守るような登場人物もたった一人だけ、しかも、積極的ではない・・・

     そんな、まさに世間から疎外されている兄妹が絶妙な距離感で生きていく様のリアル感がグサグサと胸に突き刺さりました。

     映像やカメラワークも凝ってるなあ」と感じられたところも感動をアップさせた要因です。

     そして、なんといっても、自閉症の女性を演じた和田光沙の演技に脱帽の一言!監督の演出もさることながら、彼女の演技によってこの映画が傑作になった言っても過言ではないと思います。特に最後の感情を爆発させるシーンとラストの表情が心に深く残っています。

     とにかく、「平成の終わり」にこんなエネルギッシュな日本映画が久しぶりに作られたことを大いに喜びたいと思います。

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  • rikoriko2255

    shiron56158431

    5.0
    2019/3/19

    タブーに切り込んで人間の本質をあぶり出す衝撃作!そんな韓国映画に驚かされる度に
    「70年代ならともかく、今の日本の映画界ではまず作れないなぁ。。」と感じていましたが
    ついに肝の座った監督登場!かなり深々と斬り込んでくださいました。
    クラウドファンディングさえ利用せず全て自費とは驚きましたが、誤解を恐れず逃げが無い作品を撮り切ったストイックさにも痺れました。

    張り切って鑑賞させていただきましたが、やはり、文化の違う隣の国のお話と、実際に日本が舞台で日本語で語られる物語とは全く違っていて、思っていた以上に生々しかったです。(^◇^;)

    でも、胸をえぐられるようなシーンや、思わず目を背けたくなるシーンのなかに、笑えるシーンも沢山あって…
    正直、最初は笑って良いのか戸惑いました。
    このシチュエーションで笑ってしまうのは不謹慎なのでは??
    そんな思いが心のどこかでブレーキをかけていたのだと思います。
    でも、思わず吹き出して、声に出して笑ってしまった瞬間を境に、それまでとは全く違った映画に見えてきました。

    ネタバレしない程度で例えると…

    「必死なお兄ちゃんを尻目に、マイペースな妹との噛み合わない会話」で笑えなかったのは、どこかで私が二人を社会的弱者だと思っていたから。

    お年を召した方に妹が「シワシワ」と言うシーンで笑えなかったのは、そんな事を言っては相手に失礼だと思っていたから。

    でも、わざわざ口に出す事はなくても、そもそもシワがあるのは悪い事なの?
    健康であることは大切だけれど、必要以上なアンチエイジングで、シミシワを無くそうとする風潮で、自分の中に変な価値観が植え付けられている事に気づかされました。

    そんなペラペラな固定概念への問いかけは各エピソードに散りばめられていて、その一つ一つが無理矢理剥がさていく事で、初めて固定概念とは別の世界に生きている妹の喜びや悲しみに気づくことが出来る。
    “社会的弱者=気の毒な人、可愛そうな人、助けてあげなくてはいけない人”ではなく一人の人間として身近に感じる事ができたタイミングで、笑えた気がします。

    本作は、決して福祉や支援の届かない社会を憂う映画ではない。
    むしろ社会やマスコミが植え付けた上辺だけの固定概念を捨て去ったところで、「人間が生きるということはどういう事なのか?」をとことん描いている作品だと思います。
    それはシンプルな欲求。“食欲、性欲、睡眠欲”だったり、一緒にいる心地良さだったり。

    かなりの荒療治ですが、心のリハビリになりました。

    もちろん映画としても素晴らしく
    今は亡き安西水丸さんが「2、3秒でも良いシーンがあればいい。」とおっしゃっていましたが、

    ピンクのチラシ
    窓ガラス越しの会話
    女医の一言
    そして何と言ってもラストの表情

    私の中では、一生忘れられないシーンとなることでしょう。

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