軟派ガール:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
軟派ガール
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軟派ガール

1932年公開
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「バッド・ガール」「ダンス・ティーム」のサリー・アイラースが主演する映画で、「ダンス・ティーム」「選手権目指して」のシドニー・ランフィールドが監督に当たったもの。ライアン・ジェームズ作の小説から「渓谷の狼児」「黒い駱駝」と同じくフィリップ・クラインとバリー・コナーズが共同脚色し、キャメラは「肉と霊」「犯罪都市(1931)」のグレン・マクウィリアムスが担当した。相手役には「夜の看護婦」「恋愛即興詩」のベン・ライオンが選ばれ「米国撃滅艦隊」「劇場王ブラウン」のジンジャー・ロジャース、「十仙ダンス」「恋愛即興詩」のモンロー・オーズリー、「夫を殺すまで」のアーサー・ピアソン、デューウィ・ロビンソン、パーネル・プラット、ハロルド・グッドウィン、ノエル・マディソン等が助演している。

ストーリー

ナイト倶楽部の帽子預かり場に働くジェリー・マーシュは、しがない暮らしはしていたが心正しい女であった。家には年老いた母親と怠惰な弟とを抱えて、貧しいが幸福な彼女だった。帽子預かり女の周旋を営んでいるトニー・カルッチは、ジェリーに酒の密売をさせようとするがいつも体よく断られる。ある夜金満家フィル・コーンウォールの宴会に帽子預かり女として出かけていったジェリーは時刻が余り遅くなったため、今更ブルックリンの自宅へも帰れず困っていた。これを見たフィルは、親切にもアパートの2階の一室に泊めてやる。そこは、金持ちの一人息子バスター・コリンスの部屋だった。翌日戻って来たバスターは、留守のうちに見慣れぬ女が寝ているのを見て驚くが、やがてすべての事情も解って、これが縁となって2人の間に恋が芽生える。そして結婚にまで話しは進むのであった。だがバスター・コリンスの父親はこの結婚に大反対だった。しかしバスターは熱心に父親を口説いて、遂にその許しを得て、盛大な結婚披露会を開くことになった。悪徳雑誌記者でかねてからジェリーの情人気取りのトッド・リーズという男は、この話しを知るやジェリーとバスターとの間に水を差そうとして自分とジェリーとの艶聞を仰々しく触れ廻る。バスターはこれを聞いて、トッドを殺してやる、と叫ぶ。やがて披露会の当日が来る。席上、目下流行の「人殺しゴッコ」の余興が開かれ、トッドとバスターとが、それを演ずることとなった。一室には二人だけが残される。客はすべて不吉の予感にうたれる。果然、トッドは何者かによって射殺される。殺人の嫌疑は当然バスターにかかり、彼は時をうつさず拘引されてしまう。バスターの父はジェリーを怨むが、真犯人はやがて現れる。過去に於いてトッドのために苦しめれてられていたダン・マッコイという男が下手人だったのである。無実の罪も晴れて、釈放されたバスターとジェリーとは、もちろん目出たく結婚の式を挙げるのであった。

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作品データ

原題
Hat Check Girl
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1932年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社