デヴィッド・ボウイの名曲の数々に参加してきたギタリスト、ミック・ロンソンの軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー。ルー・リード、グレン・マトロック、ロジャー・テイラーらロック界の重鎮たちの証言や貴重なアーカイヴ映像から、知られざる彼の人生を紐解く。生前のデヴィッド・ボウイがナレーションを担当している。監督は、カート・コバーンやジミ・ヘンドリックス、ナット・キング・コール、B.B.キングなどのドキュメンタリーを手掛けてきたジョン・ブルーワー。
ストーリー
デヴィッド・ボウイのバック・バンド、スパイダーズ・フロム・マースのギタリストであり、彼の盟友だったミック・ロンソン。その名を世界に知らしめたアルバム『世界を売った男』(71)、『ハンキー・ドリー』(71)、『ジギー・スターダスト』(72)、全英チャート1位を記録した『アラジン・セイン』(73)とその大ヒット先行シングル『ジニー・ジーン』など、デヴィッド・ボウイの名曲の数々に参加してきた。ボウイが提供した『すべての若き野郎ども』がキャリア最大のヒットを記録したバンド、モット・ザ・フープルにも一時在籍し、他にもルー・リードやリッチ・キッズ、モリッシーらのアルバムをプロデュースするなど、縁の下の力持ちとしてロック界を支えたギタリストだ。だが、華やかなヒット曲の数々にもかかわらず、ミック自身は常に一歩引いたところに存在し、表舞台に出ることはなかった。その豊かな才能に見合う賞賛を得ることなく1993年にこの世を去った男の軌跡とは……。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リード、セックス・ピストルズのグレン・マトロック、クイーンのロジャー・テイラーといったロック界の重鎮たちの貴重な証言とミックの妻スージーが管理する貴重なアーカイヴ映像の数々。本作は天才ギタリストの知られざる人生と、音楽界に対する大いなる貢献に光を当てる。そして物語は世界中が熱狂した92年の『フレディ・マーキュリー追悼コンサート』でのデヴィッド・ボウイとの共演へと繋がっていく……。
スタッフ
監督、製作
ジョン・ブルーワー
脚本
スコット・ロウリー
ナレーション
デヴィッド・ボウイ
編集
ジギー・マルキエビッチ
プロデューサー
ローラ・ロイコ
プロデューサー
シャンテル・バシアチック
プロデューサー