イースター・パレード:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
イースター・パレード
イースター・パレード
4.0

イースター・パレード

1950年2月14日公開、103分、ミュージカル
0
3
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「ブルー・スカイ(1946)」をお名残に引退を声明していたフレッド・アステアを花々しくカムバックさせ、ミュージカル物の大スターにのし上っていたジュディ・ガーランドと組んで主演させた音楽映画で、「スイング・ホテル」と同じくアーヴィング・バーリンが作詞作曲している。ストーリーはフランセス・グッドリッチとアルバート・ハケットの夫婦脚本チームが書きおろし、チームが更にシドニー・シェルダンと協力して脚色し、「グッド・ニュース」に次いでチャールズ・ウォルターズが監督に当たり、「愛の調べ」のハリー・ストラドリングが撮影したテクニカラー色彩映画で、ミュージカル場面はロバート・アルトンが演出している。主役2人を助けて、「下町天国」のピーター・ローフォード、「恋のブラジル」のアン・ミラー、映画初出演の舞台喜劇俳優ジュールス・マンシュイン、クリントン・サンドバーグ、ジェニー・ルゴン等が出演する。アーサー・フリード製作の1948年作品。

配信で観る

ストーリー

1912年。イースター・サンディを明日に控えた日に、ダンサーのドン・ヒューズはパートナーのナダイン・ヘイルが彼とのパートナーを裏切って、好条件の契約をしたことを知ると、折柄来合わせた親友ジョナサン・ハーロウの止めるのも聞かず町にとび出してしまった。ドンの後を追ったジョナサンは酒場で苦い酒をのんでいる彼を発見した。ドンは口惜しまぎれに、かつてナダインをコーラス・ガールの中から見つけて自分のパートナーにしてやったように、酒場のどんな踊り子でもナダインくらいのパートナーに、直ぐ仕立ててみせると云って、折柄酒場の舞台に立った踊り手ハンナに彼の名刺を渡した。翌朝、ドンは昨夜のでたらめに後悔したが、ハンナが来たので仕方なく練習を開始した。然しハンナは踊りの基本も知らず、憂欝になってしまったドンが外に出て見ると、町はイースター・パレードで賑っている。カメラマンたちに取りかこまれている女性はナダインだった。それを見たドンは失いかけた闘志を再び揮い起こし、来年のイースターはハンナを必ずプリマドナにして見せると心に誓った。チームを裏切ってジーグフェルドと契約したナダインは大成功だった。苦労しつつハンナを訓練して、ドンとハンナのチームは遂にうまく行くようになり、2人が踊り歌った「ラグタイム・バンド」は大成功で、ジーグフェルドから契約交渉が来たが、ナダインと一緒に舞台に立つことをいさぎよしとしない彼は断然けった。興行者デリンガムと契約した2人は、ボストン、フィラデルフィア等でロード・ショーを行ない、イースター・サンディの前日に、ブロードウェイに進出することになった。ロード・ショーは大成功だった。その夜2人がジーグフェルドの宴に臨むと来客は2人に祝福をおくったが、これを見て心動かされたナダインは巧みにドンをハンナから引き離すと彼を独占してしまった。ドンを心から愛するようになったハンナは、かねてからドンがやはりナダインを愛しているのではないかと心を苦しめていたが、此の様を見ると1人アパートへ帰ってしまった。一方やっとナダインから解放されたドンは、愛するハンナを探し廻りアパートに訪ねたが、彼女は鍵をかけて入れてくれなかった。彼は外から誤解を訴えた。初めはナダインを取り返すために君とのチームを始めたんだが、君が一番すばらしい女性であることが判ったんだ、と。一夜明ればイースターの日曜日、誤解のとけた2人は「イースター・パレード」の歌を合唱して、満都の拍手と喝采をうけた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Easter Parade
映倫区分
G
製作年
1948年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
初公開日
1950年2月14日
上映時間
103分
製作会社
メトロ・ゴールドウイン・メイヤー映画
ジャンル
ミュージカル


[c]キネマ旬報社