池田エライザ
秋川茉優
日本を代表するホラーアイコンとなった貞子。『リング』シリーズの生みの親である中田秀夫監督が再びメガホンを握り、恐ろしい貞子を復活させたホラー。ビデオや動画を見たら呪われるというこれまでの貞子の呪いからバージョンアップし、動画を撮っただけで呪われるという、新たな恐怖の行方が描かれる。池田エライザがヒロインの茉優を演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
病院で心理カウンセラーとして働く茉優は警察に保護された少女の担当となる。一切の記憶を失くし、自分の名前すら言えない少女に茉優は優しく接するが、彼女の周りで不可解な事件が発生する。一方、茉優の弟で動画配信をしている和真は、アクセス数アップを狙い、団地火災の現場に潜入するが、そこで恐ろしい出来事に遭遇する。
監督
脚本
原作
撮影
照明
美術
録音
編集
音楽
主題歌
プロデューサー
プロデューサー
[c]2019「貞子」製作委員会 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】 賛:ヒロインが貞子の恐怖の元凶に迫っていく中で知る、愛されなかった子供の哀しみや怒りに、思わず考えさせられる部分も多い。ホラー要素も期待通りに満載な他、主題歌も必聴。 否:言わずもがな急に驚かせるシーンがかなり多いので、苦手な人は観られない。 特段、貞子に関する予備知識は不要です。母親が不可解な死を遂げた少女と出逢ったヒロインが、今回は「撮ると死ぬ」という貞子の呪いに苛まれていきます。その過程で明らかになっていく、親に愛されなかった子供の哀しみや苦しみ、そして怒りには、ゾッとする中にも胸が痛くなるようです。 ただ敢えて難点をいえば、物語の展開とは関係のないような驚かせるシーンが、急に出てきたりするところでしょうか。思わず、 「・・・ん、なんで?」 ・・・なんて感じてしまうかも知れません(笑)。 また、女王蜂の主題歌「聖戦」も、物語の世界観と不思議なまでに絶妙にマッチしているので、そちらにも要注目です。 ホラー映画が苦手な方は勿論観られませんが、日本を代表するビッグネームですので(笑)、是非チェックしてみて下さい。