庭の千草:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
庭の千草
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庭の千草

1939年公開
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「年ごろ」に次ぐディアナ・ダービン主演映画で、「天使の花園」「オーケストラの少女」と同じくヘンリー・コスターが監督、ジョセフ・ヴァレンタインが撮影した。脚本は「年ごろ」「アヴェ・マリア」のブルース・マニングと「アヴェ・マリア」「パリの評判女」のフェリックス・ジャクソンが共作したもの。助演者は「天使の花園」のナン・グレイ、チャールズ・ウイニンジャー、ネラ・ウォーカー、アーネスト・コサート及び「アヴェ・マリア」のヘレン・バーリッシュ「バラはなぜ紅い」のロバート・カミングス、新人ウィリアム・ランディガン、「ペーテルの歓び」のフェリックス・ブレザートの面々である。

ストーリー

クレイグ家の3人姉妹の中、末娘ベニーは16歳の誕生日を迎えたのでパーテイが開かれた。その席上で長姉ジョーンと名門の青年リチャードの婚約が発表された。ところがそれを見た次姉ケイが哀しげな様子をしているのを知ったベニーは、次のひちち親に向ってケイが不幸にならぬ方法を教えて貰おうとしたが、父は好々爺であるけれども仕事に夢中で少しも構ってくれない。それに同情した執事ビーンズが、ケイの前に背の高い好男子が現れたら彼女の悩みは直ぐに消えると教えた。喜んだベニーは、早速通っている音楽教授所で格好の青年ハリーを見つけ、ケイに逢わせようと晩餐に招待した。ところが肝心のハリーはケイよりもジョーンの方を好きになり、ジョーンも彼に強く気をひかれたらしい。しかもケイはちっとも彼に関心を持っていないらしいので、計画が外れて憤慨したベニーは皆に八つ当りをした。家中の者はベニーが彼を好きで嫉妬していると思い、ついに両親は彼女が学校へ通うのを止めてしまう。これに同情したケイは、そのよる妹に失恋の苦しさを打ちあける。こうなるとベニーはいよいよ何とかしなければならぬと決心した。まずハリーとジョーンのロマンスを促進させて彼女の心をリチャードから離し、ケイをリチャードに近付けよう。だがここまで来ると、もうベニーの手には負えないので、最後の手段として父親の会社へ行き、仕事よりも家庭の大切なことを泣きながら訴えた。さすがにうかつ家の父親もすっかり非を悟って、ついに2組の恋人たちをうまくまとめることを約束した。結婚式の日、リチャードの前に現れた花嫁は、ジョーンではなくケイであった。2人の嬉しげな様子を後に、ジョーンもハリーの許へ駆けつけていった。そして今こそベニーは、家族の人たちの前で、喜びをこめて美しく歌うのだった。

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作品データ

原題
Three Smart Girls Grow Up
製作年
1939年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル映画
初公開日
1939年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社