2018年、75歳で亡くなった女優・樹木希林に1年間長期密着したNHKのドキュメンタリー番組に、多数の未公開映像を加えた劇場版。全身をがんに冒されながらも淡々と日々を過ごし、4本の映画撮影に参加。そこから、様々な樹木希林の姿が見えてくる。語り、撮影、監督を『いとの森の家』の木寺一孝が担当している。
ストーリー
2018年9月15日。女優・樹木希林が75歳で亡くなった。作品に奥行きを生むリアルで味わい深い演技、ユーモラスで心に突き刺さる言葉、そして軽やかな生き様……。今なお、私たちを魅了し続ける樹木希林とは何者なのか。大反響を巻き起こしたドキュメンタリー番組が、多数の未公開映像を加えて再編集、装いも新たに映画として生まれ変わった。全身をがんに冒されても悲観せず、かといって気負いもなく、淡々と女優として生きた。4本の映画撮影に密着した取材を通して映し出される様々な“樹木希林”の姿。仕事、家族との関係、大切にしていた日々の暮らし……。人生の晩年をどのように生き、畳もうとしたのか?“後は、自分で考えてよ”。樹木希林のそんな声が聞こえてくる。
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