狙われた女(1956):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
狙われた女(1956)
狙われた女(1956)
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狙われた女(1956)

1956年公開、西部劇
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美しい女教師に対する高校生の暴行事件を中心とした異色作。女優ロザリンド・ラッセルとラリイ・マーカスのオリジナル・ストーリーからマーカスとハーブ・メドウが脚色、リパとFOXで専ら西部劇を手掛けたハリー・ケラーが監督。撮影は「ベニイ・グッドマン物語」のウィリアム・ダニエルス、音楽監督は「命知らずの男」のジョセフ・ガーシェンソン。主演はMGM専属からフリーになっては衝出演のエスター・ウィリアムス、「全艦発進せよ」のジョージ・ネイダー、新人ジョン・サクソン。

ストーリー

高校付近に女の他殺死体。グレアム警部(ジョージ・ネイダー)は警戒を引く。そんなとき、音楽教師のロイス(エスター・ウィリアムス)は男の学生から恋文をつけられ、会って説論しようと文面通りに夜更衣室へ出向くが、闇の中で暴行をうけ逃げる途中、警察に保護された。グレアムは彼女の軽率さを叱ったが、ロイスは学生の仕業だと信じ警察の介入を断った。ロイスが家に戻ると、更衣室に忘れてきた手提げがテーブルの上にあり、誰かいる気配。彼女は電気を消し、玄関のドアをあけ、出ていくように叫ぶ。人影が彼女をすりぬけ走り出る。道路を横切る男の顔を自動車のヘッドライトが照らす。フットボールの花形選手レナード(ジョン・サクソン)だ。彼の父ベネットは心臓病の彼と乳呑子のレナードを捨てて男と駈け落ちした妻を憎み、女というものに近づくなとレナードに教へていた。翌朝ロイスは校長にレナードのことを訴えたが、証拠の付文はすでに盗まれ、レナードは知らぬの一点張り。事件はうやむやに終わったが、レナードはロイスが自分に云い寄ったのだと噂をひろめたため彼女の学校にいる立場は気まずくなる。グレアムは例の手紙が盗まれたことをきき、ロイスの知らぬ間に指紋をとり、叉蹴試合の当日、レナードのロッカーから彼の指紋をとったが、2つは一致した。その夜のダンスパーティでロイスはレナードの策略にひっかかり校長は退職処分を匂わせた。悲しみと怒りにうちひしがれた彼女をなぐさめるグレアム。彼はついに、レナードを窃盗罪、暴行殺人容疑者として留置した。ロイスがグレアムに警察によばれレナードの尋問に立ち合っているとき真犯人は逮捕され、レナードを釈放せざるを得なかった。グレアムは2人を自動車で送った。その頃ロイスの家にべネットが忍び込んでいた。グレアムがロイスを家に送った後、レナードはロイスが、自分のためにひどい迷惑をかけられながらも自分に親切にしてくれたことに感謝し一切を告白した。グレアムはレナードをおろすと、このニュースをもってロイスのもとへ。その頃ロイスはベッドに入ろうとして怪しい人物に気づく。ベネットだ。彼はロイスをふしだらな女と叫び彼女の首を絞めた。その時グレアムが到着。ベネットは家へ走り帰り、バラの梯子を昇ってレナードを窓から呼んだが、彼の弱った心臓は余りの負担に耐えかね、そのまま転げ落ちて死んだ。

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作品データ

原題
The Unguarded Moment
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル
初公開日
1956年
製作会社
ユニヴァーサル映画
ジャンル
西部劇


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