農園のレベッカ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
農園のレベッカ
農園のレベッカ
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農園のレベッカ

1932年公開
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「ほほえみの街」のマリアン・ニクソンと「真実の力」のラルフ・ベラミーが主演する映画で、ケイト・ダグラス・ウィギンとシャーロット・トンプソン合作の同名の舞台劇に基づいて「脱走兵」のS・N・ベールマンと「デリシャス」のソニア・レブィーンとが共同して脚色し「陽炎の春」「地獄のサーカス」のアルフレッド・サンテルが監督し、「肉と霊」のグレン・マクウィリアムスが撮影したもの。助演者は「オーバー・ザ・ヒル」のメイ・マーシュ、「ロイドの活動狂」のルイズ・クロッサー・ヘイル、「母」のアラン・ヘール、「腕白大将」のシャーロット・ヘンリー、サラ・パッデン、ユーラ・ガイ、クレア・マクドウェル等。

ストーリー

孤児のレベッカは程遠からぬ町に住む大伯母たち、ジェーンとミランダに引き取られることとなる。彼女は汽車を降りて乗り合い自動車に乗るはずだったが故障でだめになって困ってると医師のアダム・ラッドが来合わせて乗せてやる。レベッカはほかにも困っている人たちがいるのを医師には無断で乗せ、シンプスンの赤ん坊まで乗せてやる。シンプスンは無神論者で女房とも正式に結婚していないので指弾されている男である。レベッカはこのかわいそうな子供ジャックを自分と一緒に伴うことに決心する。ところがミランダ伯母さんは赤ん坊は置けないと言って怒ったのでその晩レベッカは伯母さんの邸宅を家出してラッド医師邸に濡れ鼠になって訪れ故郷の町へ帰る旅費を貸してくれと頼んだ。医師は例の赤ん坊はコッブ婦人が養育することに決まったと告げてレベッカを安心させ彼女を伯母の家へ帰らせた。シンプスンは急に子供を自分で育てる気になって引き取ったので、レベッカは憤慨した。そして彼女はシンプスンが正式に結婚して赤ん坊が成長してから恥じることのないようにと神に祈り、医師に結婚指輪をくれと頼んだ。それはシンプスン婦人のための指輪だった。クリスマスが来た。レベッカは贈物を渡すことをたのまれそりを駆って赴いた。ラッド医師が自動車が動かずに困っているのを見てソリに乗せてやったが吹雪が酷くなり、つまづいた馬が足を折ってしまった。医師はやむなく馬を射殺して二人はシンプスンの家へ赴いた。シンプスン婦人は産褥にあった。一方教会からは牧師が贈物不着の由を告げにミランダ伯母さんを訪れた。伯母さんは怒ってレベッカを吹雪の中を探し歩いたため肺炎になってしまう。シンプスンの家では医師とレベッカが終夜働いた。クリスマスの夜明けに赤ん坊が安産した。シンプスンは妻の指に指輪をはめた。医師とともにレベッカが帰ると伯母たちは怒っていた。レベッカは誤解を解かずには置かぬと決心して医師の結婚申し込みにも応じない。ミランダ伯母さんは長い間危篤状態だったがラッド医師の手術とレベッカの看護で治り、レベッカはラッド医師と結婚式を挙げた。

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作品データ

原題
Rebecca of Sunnybrook Farm
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1932年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社