マルガリータ・シュライナー
マリー
ロシアの名門バレエ団ボリショリ・バレエの舞台映像を映画館で上映するシリーズの1本。クリスマス・イブの夜、くるみ割り人形が王子に変身し、少女マリーを不思議な旅に招待する。臨場感溢れる舞台と、バックステージの独占映像や幕間のインタビューを収録。振付・台本は、ボリショイ・バレエ団バレエマスターのユーリー・グリゴロ―ヴィチ。2018年12月23日収録。
とある王国で王子が誕生するが、その場にいた人間が誤ってねずみの女王を踏み殺してしまったため、王子は呪われ、くるみ割り人形にされてしまう。クリスマス・イブの夜、ドイツのシュタールバウム家の大広間ではパーティが行われ、少女マリー(マルガリータ・シュライナー)はドロッセルマイヤー(デニス・サーヴィン)からくるみ割り人形をプレゼントされる。客が帰ったあと、マリーは人形のベッドに寝かせたくるみ割り人形を見に来る。時計の針が12時を打つと、マリーの体は人形ほどの大きさになる。そこにネズミの王(アレクサンドル・ヴォドペトフ)が率いるネズミの大群が現れ、くるみ割り人形を襲撃する。くるみ割り人形は兵隊人形を指揮してネズミたちに対抗する。くるみ割り人形がやられそうになったとき、マリーがスリッパをネズミの王に投げつけ、ネズミたちを追い払う。くるみ割り人形は王子(セミョーン・チュージン)となり、お礼としてマリーを雪の国とお菓子の国に招待する。
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