ハア・マン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ハア・マン
ハア・マン
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ハア・マン

1930年公開
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「空中大曲芸団」のヘレン・トウェルヴトウリース、舞台出のマージョリー・ランボー、「イバニエズの激流」のリカルド・コルテス、「悪魔の日曜日」のフィリップス・ホームスの主演映画。「脱走兵」「波乗り越えて」のハワード・ヒギンと「旅役者」のテイ・ガーネットが同時に監督している。撮影はエドワード・スナイダー。その他、ジェームズ・グリースン、ハリー・スウィート、フランクリン・パングボーン、マシュー・ベッツ、セルマ・トッド等が助演している。

ストーリー

ハバナの港から汽船が出帆しようとする時、乗客の1人であるアニーは官憲の手によって無理やりに下船させられてしまう。真人間になるのだと言ってもそれは駄目だった。ダンス・ホールではその話で持ち切りだったが、アニーとは仲良しのフランキーはこの事件に同情をもってい、アニーに金をやる。フランキーのやくざなパトロンは、俺の金をぬすんだと言って口論している時、彼女の「仕事」の相棒であるジョニーがやって来て弁護してくれる。レッドという今1人のパトロンはジョニーを見捨てて、自分の情婦になってくれと頼むので、2人の男の間に争いが起こされる。レッドはナイフで突かれて死ぬ。犯人はジョニーである。けれどそれを目撃したのはアニー1人であるが、彼女は何も喋らなかった。その後ーフランキーはダンという水夫の歌声に心をひかれる。併し波止場人足の期限を彼女がとっているのを見て怒ったダンは相手の男をつまみ出して、それから自分の唱う歌の伴奏をやってくれるようにとジョニーに頼む。フランキーはダンに向かって彼女が今やっている生活を辞めたい旨を語った。話し最中に彼は彼女の手を握る。どうしようとするの?彼女の問いに対して、彼は別に何うしようとするつもりもない、と答えた。ジョニーはダンを麻酔さすための酒をすすめたが、ダンがそれを飲もうとした時、彼女はそれを奪い捨てる。ジョニーは彼女のヘマを大声で罵るのであった。その時、ダンが卓子の上に忘れて行った勲章を見て彼女は一層ダンを恋しく思うようになる。フランキーはアニーに自分のやっている生活、ー詐欺や盗みや嘘をついたりする、そんな生活に飽き飽きした事を、だから辞めようと思っている事を語るのである。翌朝ダンの船は出帆するのだ。船は出て行った。見送った彼女の後ろに立っていたのは意外にもダンであった。ダンはフランキーを寺院に連れて行く。そこで彼は彼女を愛している事を告げ、彼女もまた彼を愛している事を白状する。2人はアメリカに行く事を約束した。ジョニーたちがダンを殺そうと企てている事を知ったアニーはフランキーにこれを教えた。しかしダンはフランキー一味の罠にかかる。ダンの身が危ないと見て彼女は心にもない愛想尽かしを言う、だがアニーはダンに会って、フランキーが彼を愛していることを告げ、だから危険なダンス・ホールへ行かないようにと勧めたのであった。これを聞いて彼は再びフランキーのところへやって来て、ハバナを後に出発しようと言う。ジョニーがそこへ現れて邪魔するがかえってダンのためにやられるのである。そしてダンとフランキーとは幸福な旅に出て行った。

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作品データ

原題
Her Man
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社
初公開日
1930年
製作会社
パテ映画


[c]キネマ旬報社